American Tower、コロケーションのDataSite買収~アトランタとオーランドの20万平方フィート超を引き継ぐ

同社は今週、ジョージア州マリエッタを拠点とするDataSiteの買収を完了し、ジョージア州アトランタとフロリダ州オーランドにある2つのデータセンターの管理・運営を引き継いだと発表しました。買収の条件は公表されていません。

マリエッタのDataSite社アトランタ施設は、総面積7.5エーカーの平屋建で敷地面積は6,790平方メートルです。オーランドの施設は、パークウェイにあり16エーカーの敷地に12,000平方フィートの専用施設で、最大100,000平方フィートの拡張が可能だと言われています。

「DataSite の買収は、当社のデータセンターポートフォリオを強化するものです。2019年にデータセンター市場に参入して以来、当社は重要な接続サービスを拡大することで、高まる需要に応えることを約束してきました」とAmerican Towerプロダクトライン・マネジメント担当VPエリック・ワトコは述べています。「これらのメトロデータセンターは、キャリアホテルを含み、インターネットやクラウドサービスへの相互接続アクセスを提供するため、当社のエッジ戦略にとって重要です。」

American TowerはオーランドのDataSite施設は、ジャクソンビルにある既存のエッジデータセンターを補完する「戦略的な立地」にあると述べています。

DataSiteの元社長ジェフ・バージェスは、「American Towerに任せておけば安心です。「彼らはこの業界での拡大と、従来と変わらないレベルのサービスを提供することを約束してくれました。」

バージェスは2003年に「BURGES property + company」(BPC)を設立後AT&Tのオーランド・エンタープライズ・データセンターを買収し、2004年にサウストラストがワコビア銀行に買収された後、アトランタにあるサウストラスト銀行のデータ&オペレーションセンターを買収しました。2009年にDataSiteを設立しました。

同社は以前、アイダホ州ボイシに60,000平方フィート7MWのデータセンターを所有・運営していましたが、これはかつてHPが所有し銀行から転用したものでした。DataSiteは2017年末から2018年初めのある時点でこれを売却したようです。

American Towerは2019年にColo Atlを買収し、マリエッタのキャリアホテルにあったフットプリントを引き継いでデータセンター事業に参入しています。同社は最近、Cyber Wurxを買収してマリエッタでのプレゼンスを引き継いだほか、同ホテルで約2万平方フィート2MWの容量の拡張を完了しました。

同社は今年ピッツバーグにもエッジ施設を開設し、米国内のエッジデータセンターのポートフォリオは、フロリダ州ジャクソンビル、ジョージア州アトランタ、テキサス州オースティン、コロラド州デンバーおよびボルダーの6カ所となりました。



この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。



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