EUがSwisscomのイタリアでのVodafone買収計画を承認
欧州委員会(EC)は、SwisscomによるイタリアでのVodafone買収案を承認しました。
EUからの承認は、5月に80億ユーロ(約89億2000万ドル)の買収を承認したイタリア政府の承認に続くものとなりました。
つまり、この取引はイタリアの競争当局(Autorità Garante della Concorrenza e del Mercato)から許可を得る必要があるということを意味します。同局は今月初め、この合併案に関する調査を開始しました。
Swisscomによると、この買収は2025年第1四半期に完了する見込みだとのことです。
Vodafoneは3月15日、イタリア部門をSwisscomに売却することで合意したと発表しました。この取引により、SwisscomはVodafoneのイタリア子会社のFastwebも合併させます。
Swisscomによると、この取引は負債で賄われ、現金で支払われるとのことです。
この合併により、Fastwebの340万人の顧客とVodafoneの2,000万人の顧客が統合され、苦境にあるTelecom Italia(TIM)に次ぐ、イタリア第2位の電話会社となります。
Iliadの創設者でフランスの億万長者であるXavier Nielも、以前からこの買収に関心を示していましたが、VodafoneはIliad Groupの提案を拒否していました。
Vodafoneはここ数年、事業のスリムダウンを図っており、特に今年初めには50億ユーロ(55億8000万ドル)をイギリスの投資会社Zegonaに売却し、スペイン市場から撤退しました。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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