Nvidia、AIエッジワークロード向けにOmniML買収

GPU大手のNvidiaは2月、人工知能スタートアップのOmniMLをひっそりと買収していました。

OmniMLは、大規模な言語モデルを含む機械学習アプリケーションを小型化し、Edgeデバイスで実行できるようにすることに注力しています。この買収はThe Informationが最初に報じたものです。

OmniMLの共同設立者でCEOの Di Wu は、同社が昨年1000万ドルを調達した際に、「AIは今日非常に大きくなっており、Edgeデバイスはその計算能力を処理する能力を備えていません」と述べました。

「しかし必ずしもそうではありません。当社のMLモデルは、AIアプリケーションとエッジデバイスの間のギャップに対処し、デバイスの可能性を高め、多様なハードウェア・プラットフォーム上で、より速く、より正確で、費用対効果が高く、誰にでも簡単に実装できるハードウェアを意識したAIを可能にします」

同社が Intel との提携を発表したのは、買収されるわずか1カ月前のことでした。Nvidiaの買収を受けて計画が破棄されたかどうかは不明なものの、OmniMLは機械学習モデルをIntelプラットフォーム向けに最適化する計画でした。

Nvidiaがデータセンター向けのAIトレーニング市場をGPUで独占している一方で、Edge市場は依然として争奪戦の様相を呈しており、数多くの競合企業がこの分野のマーケットリーダーになろうとしています。

Intel 、Qualcomm、Nvidiaといった業界の大手に加え、SiMa.ai、Hailo、Mythic、Rovieroなど、数多くの新興企業がEdge AIチップ製品を発表しています。



この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。



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