Broadcom決算報告:データセンターおよびストレージチップ部門が成長を続ける
無線インフラ部門は残念な結果だったにも関わらず予算を達成
昨日Broadcomが伝えた四半期決算は予測値を上回り、株価は0.12ドル上げました。
Broadcomの企業向けストレージの売上は対前年比で63%も跳ね上がり、急上昇しています。それはネットワークおよびブロードバンドインフラ部門の収益についても同様です。これらでBroadcomの収益の半分近くを占めており、第1四半期で22億9,000万ドルと、昨年の売上高の9%増にあたります。
業績は安定せず
その一方で、Broadcomの利益の四分の一を占める無線通信部門は対前年比で13%ばかり上昇しましたが、当期四半期では41%下落しました。CEOのH・タン氏はBloombergに対して、北米の大手スマートフォン顧客(アナリストはAppleだと見ていますが)が第2四半期で急激に注文を減らしたことが原因と語っています。
Broadcomの純収益は前四半期に記録した41億9,000万ドルから、50億1,000万ドルに達し、2015年の3倍に近づく勢いとBloombergは報じています。この3年間、Broadcomは主に買収を通じて事業を拡大してきました。
しかしながら、今年、シンガポールから米国への本社移転や、米国のトランプ大統領との会談などの一連の出来事に続くクアルコムの買収は不名誉なことに失敗しました。
トランプ大統領は、研究開発投資をカットする恐れがあるため、最終的にこの買収を阻止しました。Broadcomがこの買収を進めていた経緯や、5Gの商業化において中国の電信通信企業であるHuaweiに遅れをとるリスクがあったためです。
– Data Center Dynamics
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