NvidiaのArm買収にBroadcom、MediaTek、Marvellが初めて賛同

Nvidiaが進めようとしている半導体設計会社Armの400億ドル規模での買収は、他の企業から初めて賛同を受けました。

Broadcom、MediaTek、Marvellの3社は、規制当局がこの取引を阻止すべきだと主張していたライバル企業に対し、この取引を支持すると表明しました。

一方でMicrosoft、Google、Qualcomm、Amazon、Cerebrasなどが、この取引を阻止しようと英国の規制当局に働きかけを行っています。また、HiSilicon、SMIC、E-Town Capitalは、中国の規制当局に対して同様の働きかけを行っていると見られています。

彼らが懸念しているのは、Nvidiaが、世界で最も普及しているチップアーキテクチャーを作り上げてきたArmのベンダーニュートラルなライセンスモデルを破壊するのではないか、ということです。

Nvidiaは、Armに大きな成功をもたらした事業戦略については変えたくはないと主張しています、しかしライバル企業らは、Nvidiaが企業秘密にアクセスしたり、Armの研究開発をNvidiaに有利な方向に進めたりするのではないかと懸念しています。

2020年に初めて発表されたこの取引は、依然として、英国、EU、米国、中国の規制当局の壁を乗り越えなければならない状況です。中国では、Armの現地CEOも支配権を手放すことを拒否しており、売却のリスクがさらに高まっています。

今月、Qualcommは、もし取引が決裂した場合には、志を同じくする他の企業とともに、同社の独立性を維持するための投資を行うとの声明を発表しました。

Data Center Dynamics

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