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Keppel DC REIT、ロンドンで2つ目のデータセンターを5700万ポンドで取得

94,867平方フィートの施設を購入、Vodafoneにリースする模様

シンガポールのREIT(不動産投資信託) Keppel DC REIT(ケッペルDCリート)は、英国ロンドンで2つ目のデータセンターを取得しました。

同社は先月末、Fiera Real Estate/SEDCO Capitalのジョイントベンチャーからブラックネルの施設を5700万ポンド(1億5050万シンガポールドル/7690万米ドル)で購入したと発表しています。

4.7エーカーのフリーホールド区画は、3棟の連結した2階建てビルで構成され、データセンタースペースと付属のオフィススペースがあり、総床面積は94,867平方フィート(8,800平方メートル)となっています。

ロンドンデータセンターと名付けられたこの施設は、2039年までシェル&コアベースの既存のトリプルネットリースで、「大手通信会社」に完全に賃貸されています。

Keppel DC REIT Management Pte.のCEOであるAnthea Leeは、次のように述べています。「世界有数のデータセンターのハブであるロンドンで、強力なテナントへのリースバック期間の長いデータセンターを取得することで、当社のプレゼンスを強化できることを嬉しく思います。ロンドンデータセンターの取得は、データセンターの主要拠点やその他の一等地にある、安定的かつ定期的な収入をもたらす強力なテナントを有する優良資産の候補を特定し評価するという、当社の慎重な基準を反映したものです。」

MingtiandiDgtlInfraによると、本件はWaterside HouseでVodafoneのCable & Wirelessユニットに賃貸されている94,867平方フィートの施設です。Palmer Capital(後にFiera Real Estateが買収)&SEDCOが2016年に3520万ポンド(4740万ドル)で取得しています。DIは、ボーダフォンが同敷地のオフィススペースの大部分を転貸しようとしているようだ、とも指摘しています。

2021年、Keppel DC REITはオランダのアイントホーフェンと中国の広東省でデータセンターを取得しました。また、オーストラリアのブリスベンとドイツのフランクフルトのデータセンターも売却しました。同社は現在、ロンドンのカナリーワーフ地区にあるブラックネルと、ウェールズのカーディフにあるケルティックゲートウェイ・ビジネスパークの3つの英国データセンターをはじめ合計で21のデータセンターを所有しています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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