台湾政府がTSMCとMicronへの給水を制限
貯水池の水位が危険なほど低いレベルに急落したとして、台湾政府は給水に関する非常警報を発令しました。
政府は、Taiwan Semiconductor Manufacturing Co.(TSMC)とMicron Technologyが運営するチップ製造工場の本拠地であるTaichungの2つのサイエンスパークへの給水を15%削減すると発表しました。
TSMCは、この措置による製造への影響はないとしましたが、水をトラックで配送する取り組みの強化を行うと述べています。一方Micronはコメントを控えています。
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王美華経済相は記者団に対し、今回の給水制限がいずれの企業にも影響を与えるとは予想していないと述べています。
特にTSMCは、世界的な半導体不足の中で前例のない需要に応えようと、フル稼働を行っています。
王氏は以前、台湾は5月の梅雨が始まるまで、ハイテク企業は水を蓄え続けることができるだろうと述べていました。
台湾では、昨年2020年は降雨量が少なく、台風の上陸もゼロと、半世紀以上の歴史で最悪の干ばつに見舞われています。地球の温暖化の影響で、台湾を襲う台風の数は着実に減少しています。
同国内の干ばつの頻度は現在安定しているが、それぞれの干ばつの深刻さは増している、と政府の国立防災科学技術センターは報告しています。
農地での水の使用量を減らすなどの積極的な努力により、干ばつの最悪のシナリオを回避するのに役立ちましたが、人為的な気候変動が影響を及ぼし始めるにつれて、この問題はさらに悪化すると予想されています。
Data Center Dynamics
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