Neom、データセンターを設置するOXAGON水上工業団地を発表

Neom-Fas EnergyのデータセンターがOxagonにオラクルのクラウド基盤を設置

サウジアラビアの新都市Neomは、ハイパースケールデータセンターを設置する水上工業団地を発表しました。

Neomは、サウジアラビア北西部のタブーク州の紅海沿岸に、巨大な新スマートシティの建設を目指すプロジェクトです。

ムハンマド・ビン・サルマン皇太子兼Neom会長は今週、Neomに建設される六角形の浮遊式新産業地区Oxagon(オキサゴン)を発表しました。

新都市の南西部に位置するOxagonオキサゴンは、スエズ運河に近い紅海に位置し、総合的な港湾・物流ハブを擁します。

加えて水素プロジェクトやモジュール式工場、さらにはFas Energy社との共同開発によるオラクルのクラウド基盤となるデータセンターの建設が予定されています。

サルマン皇太子は、「Oxagonは、Neomとサウジアラビア王国の経済成長と多様性を促進する触媒となり、ビジョン2030を促進することになるでしょう」と述べています。「Oxagonオキサゴンはサウジアラビアの地域貿易と商業に貢献し、世界の貿易の流れの新たな中心地へ向かうことを可能にします。現地でビジネスや開発が始まっていることを嬉しく思いますし、この都市が急速に拡大していくことを期待しています。」

Oxagon開発はすでに進行中で大規模な製造施設の設計が進められており、2022年初頭に製造業のテナントに向けてオープンすると伝えられています。オラクルは2022年末までに、Neomにある2つ目のサウジリージョンを含む多くのクラウドリージョンを開設したいと考えているといわれています。

NeomのCEO ナドミ・アル・ナスル は次のように述べています。「Oxagonを通じて、世界が製造拠点をどのように見ているか、根本的な変化が起こるでしょう。私たちを勇気づけているのはこのプロジェクト開始を熱望している多くのパートナーの熱意です。これらの変化の先駆者たちは、人工知能の最新技術で開発された工場を設立し、この時代を第4次産業革命へと大きく飛躍させることになるでしょう。」

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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