CapitaLand India、ナビムンバイにデータセンターを設置するためMIDCとMoUを締結
CapitaLand India (キャピタランド・インディア)DCチームは、DubaiExpoにおいてMaharashtra Industrial Development Corporation (MIDC)との間で、Navi Mumbaiにデータセンターを設置するためのMoUを締結しました。
ナビムンバイにおけるキャピタランドの最初のデータセンターは、6.6エーカーの敷地に広がる最先端のグリーンフィールドプロジェクトで、2段階に分けて開発される予定です。
これに先立ち、キャピタランドは、ナビムンバイにおける最初のデータセンタープロジェクトの第1段階の取得が完了したことを発表しました。「この大きな節目は、「CapitaLand DC, Navi Mumbai 1」と命名された当社初の最先端の完全装備のデータセンターキャンパスの建設への道を開くものです。
CapitaLand DC, Navi Mumbai 1は、Ascendas India Trustが取得したもので、2フェーズに分けて開発されます。敷地面積は6.6エーカーで、総建築面積は最大575,000平方フィート、電力は90メガワットとなり、世界的な技術大手やクラウドサービスプロバイダー、国内の大企業の顧客を受け入れることができます。段階的に開発される予定のフェーズ1の建物は、建築面積が約32万5,000平方フィートで、2024年の第3四半期までに完成する予定となっています。
CapitaLand の事業開発・戦略責任者であるプラサド・ティルベは、「ナビムンバイの一等地に、当社初のデータセンター・キャンパスを建設する準備が整いました。」と語りました。
ムンバイは、2021年第1四半期に56MWの供給を追加し、アジア太平洋地域のデータセンター容量が急増しました。
ナイト・フランク社が発表した「Data Centre Report 2021」によると、ムンバイの総供給量は753MWとなっています。
このレポートは、データセンターの調査・分析プラットフォームであるDC Byte社と共同で発表されました。
報告書によると、デジタルサービスの普及に伴い、2020年には新規供給が加速し、開発パイプラインに252MW(50%)が追加されました。これにより、2020年の総供給量は697MWとなりました。2016年から2019年にかけて、ムンバイのIT電源容量は148MWから456MWに増加しました。
また、JLL(ジョーンズ・ラング・ラサール・インコーポレイテッド)のレポートによると、ムンバイは国内でも有数のDCハブになると予想されています。
『2020 India Data Center Market Update』レポートによると、199MWのIT負荷を持つムンバイは、9本のインターネットケーブルが敷設されており、電力供給が確保されていることから、国内の主要なデータセンターのハブとして人気が高まっています。
2021年から23年にかけて、ムンバイでは330MWの増設が見込まれており、ナビムンバイはムンバイにおける増設分の83%を占めると予想されています。
データセンターの発展に伴い、データセンター業界は現在の447MWから2023年には1,007MWに達すると予想されています。
デジタルへの依存度が高まる中、5G普及、IoT連動デバイス、データのローカライゼーション、クラウドの導入などにより、需要はさらに増加すると考えられます。
W.Media (ANURADHA NAGAR)より抄訳・転載
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