Cirion、チリのサンティアゴに20MWのデータセンターを計画

デジタルインフラとテクノロジープロバイダーのCirion Technologiesが、チリのサンティアゴに20MWのデータセンターを建設します。

SAN2として知られるこの施設は、同社にとってチリで2番目のデータセンターとなり、2025年初頭には使用可能になる予定です。

このデータセンターは、同市のキリクラ工業地区の23,000平方メートル(248,000平方フィート)の敷地に建設される予定で、同社の2.5キロ離れた既存のデータセンターに直接接続を提供します。

Cirion TechnologiesのCEOであるFacundo Castro氏は、こう述べています「サンティアゴにおけるこの新しいデータセンターの開発は、低遅延で相互接続されたデータセンターのプラットフォームを成長させ、ラテンアメリカで繁栄するデジタルエコシステムを確立するための我々の旅におけるもう1つの重要なステップです。」

「サンティアゴのこの新しい施設は、地域全体のデジタル変革を支援する最も包括的なデータセンター・ソリューションに投資し、顧客に提供するというCirionの継続的なコミットメントを反映しています。」

この立地により、SAN2は再生可能エネルギー、地元の大都市ファイバールートへのアクセスが可能になり、海底ケーブルネットワークにも近くなります。このデータセンターは、ラテンアメリカ全域の18のデータセンターで構成されるCirionのキャリアニュートラル・プラットフォームに統合されます。

Stonepeak投資会社の支援を受けたCirionは、2022年8月にSAN2の土地を取得し、当初は2023年半ばに施設を立ち上げる予定でした。SAN2の計画は、今年4月に同社がチリのサンティアゴ、ペルーのリマ、ブラジルのサンパウロを含むラテンアメリカ全域で3つの新しいデータセンターを計画していると発表した際に公表されています。

同社は2023年6月にペルーのデータセンターの建設工事を開始し、この施設も20MWの容量を提供する予定です。

Cirionは、メキシコ、ブラジル、アルゼンチン、ペルー、エクアドル、ベネズエラ、コロンビア、チリのラテンアメリカ全域で、約40MWの容量を持つ18のデータセンターを運営しています。



この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。



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