Options社、大手投資銀行のシンガポールでのFX拡大をサポート

金融サービス(FS)市場に超低レイテンシ(ULL)接続を提供する大手プロバイダーOptions社が、世界的な大手銀行に採用されました。

この銀行は外国為替取引(FX)の拠点をシンガポールに拡大しています。Abry Partnersが支援するOptionsはエクイニクスのSG1 International Business Exchange(IBX)データセンターを通じてFXソリューションを提供すると話していますが、この大手投資銀行の名前は明らかにしていません。

Optionsの社長兼CEOダニー・ムーアは、以下のように述べています。「エクイニクス社のプラチナパートナーを獲得した最初のマネージドサービスプロバイダーの1社として、お客様のためにパートナーシップを組んでこのサービス拡張を提供できることを嬉しく思います。シンガポールは世界第3位のFX拠点であり、過去数年間当社の成長のために優先的に取り組んできた地域です。」

2020年1月、Optionsはボストンを拠点とする未公開株式投資会社Abry Partnersから投資を受けました。この投資により同社は成長戦略を加速させ技術プラットフォームを開発するとともに、世界の主要な金融センターでビジネスを拡大することができました。

エクイニクスの事業開発担当VPジョン・クヌフは「シンガポールが世界の主要なFXハブになりつつある中で、エクイニクスはOptionsと協力して、安全な低レイテンシ環境でグローバルなFX取引を促進できることを嬉しく思います。競争が激化している業界では、ITインフラストラクチャがリアルタイムの取引やプライスマッチに対応できることを確認する必要があります。エクイニクスのFXハブはロンドン、ニューヨーク、東京にもあり、当社のプラットフォームは世界の主要地域間の接続性を提供しています。」

Optionsは世界数百か所での取引をサポートしています。完全に管理されたコロケーションサービスは、当社のアプリケーション管理ソリューションとともに提供され、ホスティングと市場へのダイレクトアクセス、総所有コスト(TCO)の削減、クラス最高級のレジリエンスとSOC1、SOC2、SOC3、ISO27001、AICPA基準のセキュリティコンプライアンスに対応しています。

同社がシンガポールに進出し、シンガポール金融管理局(MAS)や世界有数のデジタルインフラ企業エクイニクスと提携したことで、FX顧客はシンガポール市場でのFX取引の幅を広げることができるようになりました。

またOptionsは最近ニューヨーク証券取引所に上場しているDXC Technology社の一部であるFixnetixを買収しました。

W.Media (Venkatesh G記者)より抄訳・転載

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