アリババがドイツで3番目のデータセンターを開設

アリババクラウドは、ドイツで3つ目のデータセンターをフランクフルト地区に開設しました。

同社は「ヨーロッパ全域の顧客から高まるデジタルトランスフォーメーションの要求をサポートする」ために、この新施設を立ち上げたと述べています。施設の詳細は明らかにされていません。

アリババクラウド・インテリジェンスのヨーロッパ担当ゼネラルマネージャーRaymond Ma氏は、「3つ目のデータセンターの開設は、ドイツおよびヨーロッパ市場にサービスを提供するという当社の継続的なコミットメントを明確にするものです。当社の実証済みのイノベーションと、厳しいセキュリティおよびコンプライアンス要件を満たす競争力のあるソリューションにより、お客様のデジタル変革の要求をサポートするという使命を果たす決意です」と述べています。

同社によると新しいデータセンターは、機械的な冷却の代わりに自然冷却の外気を使用する、乾式冷却によるフリークーリング運用も特徴としているとのことです。フリークーリングのフル稼働時間は、年間7,000時間以上に達する見込みです。

アリババは、同データセンターがドイツのクラウドコンピューティング・コンプライアンス・コントロール・カタログ(C5)のセキュリティ基準に適合していると述べています。

同社は2016年、Vodafone Germanyとの合意により、同市にある通信事業者の施設に同社初のデータセンターをコロケーションする形でフランクフルトのデータセンターを開設しました。

今年に入り、アリババはタイのバンコクでもデータセンターを立ち上げており、現在、グローバルで27のリージョンと84のアベイラビリティゾーンを運営しており、バンコクでは1つのアベイラビリティゾーンを提供しています。



この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。



関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。