停電によりカザフスタン、ウズベキスタン、キルギスの3カ国がオフラインに

インターネットから空港まで、あらゆるものが使用不能に

カザフスタンの主要な送電線が切断され、同国だけでなく、ウズベキスタン、キルギスの大部分がダウンしました。

旧ソビエト連邦の3カ国は送電網がつながっており、カザフスタンを経由してロシアとつながっています。グリッド運営会社のKEGOCによると、南北の送電線は「緊急時のアンバランス」によって切断されたとのことです。

この停電により3カ国とも重要なサービス、交通網、空港が停止し、インターネット接続もできなくなりました。

ウェブインフラ企業Cloudflareが運営する接続性追跡サービスCloudflare Radarは、1月25日のUTC協定世界時6:00からインターネットの利用が大幅に減少したことに気づきました。

カザフスタンとキルギスは数時間後に復帰し始めましたが、ウズベキスタンは UTC 14:11現在、依然としてオフラインのままです。

3カ国の当局によると、発電所を再稼働させているとのことです。

カザフスタンは中国が自国内での計画停電を禁止した後、違法な暗号通貨マイナーの急増のため、別途定期的に計画停電を実施することを余儀なくされていました。

中央アジア諸国は今月、抗議活動を抑制するためにインターネットも遮断しています。監視サービスのNetnlocksは1月上旬に、「カザフスタンは現在、モバイルインターネットの中断と部分的な制限の後、国家規模のインターネットブラックアウトの真っ只中にある」と述べています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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