AWS障害でアマゾンの倉庫業務が停止

クラウド企業はクラウドのベストプラクティスに従っていなかった

12月7日に発生したAmazon Web Services(AWS)の障害は、最大顧客のひとつであるアマゾンのサービスを混乱させました。なんとアマゾン自身です。

電子商取引最大手であるアマゾンの物流ネットワークが停止したことで、クリスマスを控えた米国の大半の地域で注文の処理と発送ができなくなりました。

障害により倉庫のスキャナーなどの機器は稼働停止しました。アマゾンのFlexサービスのドライバーが使用しているFlexアプリとAtoZアプリも動作しなくなり、配送ルートが確認できなくなりました。

また販売業者らは、顧客の注文を管理するための内部ウェブサイト「Seller Central」の利用ができなくなりました。

同社は、今回の障害が自社物流ネットワークに影響を与えたことを認めましたが、影響を受けた倉庫の数については明らかにしていません。一部の従業員は、問題が解決されることを期待して、早めの昼食を取りました。問題が解決しなかったことで、彼らは床掃除などの小さな仕事を与えられたり、無給休暇を与えられました。

アマゾンの電子商取引部門にとって、クリスマス休暇を控えた買い物客が何十億もの商品を購入するピークシーズンに、このようなダウンタイムが発生してしまいました。

尚、いまだ原因不明の今回のAWS大規模障害は、Disney+、League of Legends、Tinder、Instacart、Venmo、Robinhood、Roku、Kindle、McDonaldsアプリなどを始め、他にも多くのサービスを停止させる事態になっています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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