T-Mobileデータセンターで障害発生、ポーランドで小包ロッカーが開錠不能に

ポーランドのInPost社が運営する小包用ロッカーが、同社が利用するデータセンターの障害により操作不能に陥り、荷物の投函や受け取りができなくなる事故が発生しました。

事故は、T-Mobileのクラクフデータセンターで発生した原因不明の障害によるもので、InPostのウェブサイトやアプリに障害が発生し、利用者は荷物の投函や受け取りができなくなりました。

Fix it, in post

InPostはFacebookで次のようにコメントを発表しました。「火曜日に、データセンターに障害が発生したとの連絡を受けた」

「T-Mobileのインフラに障害が発生したことにより、当社のウェブサイトとモバイルアプリケーションが停止してしまった。本日、T-Mobileは障害は解消したと報告してきたが、水曜日の朝の時点で依然として問題が報告されている」

同社は、今回の障害をめぐる透明性の欠如について批判し、未だに問題が残っていると述べています。「我々は、この異常な状況について説明を求めている」とInPostは述べています。

一方ユーザーは、すでに集荷または発送された荷物に関し散発的なメッセージは受信しているとSNS上でコメントしています。

データセンターの障害は、デジタル化された施錠システムに大きな影響を与えます。2019年のGoogle Cloudが停止した際には、子会社のNestのスマートロックシステムが操作不能になり、自宅に入れなくなった人が出ました。Googleは同様の障害により、少なくとも5回はこの問題を再発させています。

2020年には、Teslaでも同様に短時間のネットワーク障害が発生し、一部のドライバーは車に乗ることも、バッテリーの充電量を確認することもできなくなるという事件が発生しました。

Data Center Dynamics

原文はこちら

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