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ロンドンのInterxion社で発生した障害により、金属取引所がダウン

Interxionは今週、ロンドンのデータセンターの1つで4時間の障害に見舞われ、顧客は事故発生時の同社のコミュニケーション不足に不満を抱いています。

事故は月曜日の UTC 夜18時頃に発生し、東ロンドンのブリックレーンにあるLON1サイトで停電が発生しました。

The Regの報道によると、障害はデータセンターの敷地の1階全体に及んだようです。冗長電源にもかかわらず、電源を自家発電機に切り替えるための電子スイッチギアも故障し、主電源と予備発電機の切り替えができなくなったようです。

ロンドン金属取引所(LME)の電子取引は午前1時から約5時間利用できず、電子取引が再開されたのは翌朝6時15分でした。LMEはロイターに対し、「サードパーティのデータセンターで発生した停電が原因」と説明しています。

香港取引所が所有する同取引所は、すべてのシステムをバックアップのデータセンターに移行し、取引は通常通り行われていると広報担当者は述べました。LMEは2016年、スラウにあるCenturyLinkのLO1施設から同施設に移転しました。

多くの顧客がソーシャルメディアに投稿し「事件の間、同社と連絡が取れなかった」と苦言を呈しています。Stack紙によると同社は顧客に対して、停電に伴いカスタマーサポートシステムが停止したことを伝えています。

クラウドベースのサーバーインフラを提供するVultrも、 UTC 18時5分からロンドンの拠点で部分的な停電を報告し、18時36分には完全な停電を報告しています。21時24分には「当社のデータセンターのパートナーは、サイトへの電力供給の復旧作業を続けている」と報告しています。同社は1時36分までにオペレーションが完全に戻ったと報告しています。

「当社は90分以上前にInterxionで発生した複数の(回復力があるとされる)電源フィードの障害による大規模な停電を経験しています。残念ながら@interxionはまだ何の情報も共有せず電話にも出ないため、ETTRはまだわかりません」とWEBホスティング会社の Sargasso Networks は1月10日にツイートしています。

ロンドンインターネットエクスチェンジ(LINX)の会員である関係者がRegに語ったところによると、「会員のメーリングリストには、(何が起きているのか、どの程度なのかという)懸念から(発表もなく、Interxionの誰とも連絡が取れないことに対する)怒りまで、あらゆる範囲のメールが殺到していた」そうです。

その後同社は次のような声明を発表しました。「1月10日(月)18時10分頃、Interxionのハンブリーストリートの施設(LON1)で重大な停電が発生し、主管装置の一部が影響を受け、LON1のサービス全体に停電が起こりました。問題はすぐに特定され、サービスは19時45分から22時30分の間にオンラインに復旧し施設は運用状態に戻りました。」

同社は「影響を受けたすべての顧客とパートナー、および停電中のコミュニケーション困難について 」謝罪し「障害の根本原因を特定するための完全な調査が行われており、その結果は今後さらに弾力性のあるインフラを確保するために利用される 」と付け加えています。

Interxionは、ロンドンに15のデータセンターと3つのキャンパスを有しています。ハンブリーストリートのキャンパスは、LON1、LON2、LON3 から構成され、合計 9,400 平方メートル(101,000 平方フィート)となっています。LON1は5階建てで5,400平方メートル(58,100平方フィート)のスペースを提供し、Stackはこの施設には約14台のバックアップ用ディーゼル発電機があると述べています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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