IBM Cloud 、5日間で2度の障害発生

IBM Cloudは、同様の障害発生からわずか5日後の今週、またもや障害に見舞われました。

原因不明の「severity-1(重要度1)」障害により、火曜日にワシントンDC、ロンドン、ダラス、シドニー、東京、大阪、フランクフルトの複数のサービスに影響が出ました。

影響を受けたサービスは以下の通りです。

  • App ID
  • Cloudant NoSQL DB
  • Code Engine
  • Continuous Delivery
  • Toolchain
  • DNS Services
  • Event Streams
  • Hyper Protect Crypto Services
  • Hyper Protect Virtual Server
  • Hyper Protect DBaaS
  • IBM Cloud Shell
  • IBM Watson Machine Learning
  • Mobile Foundation
  • MQ in IBM Cloud

「ユーザーがリストアップされたクラウド・サービスにアクセスしようとすると、接続性の問題が発生する可能性がある」IBMは障害発生時にこう説明していました。尚、この障害は現在は解消しています。同社は、「障害の原因となっている特定の動作を識別した」とし、障害を解決するために「特定のデータベースへのアクセスを制限する」措置を取ったと述べています。

今回の障害は、5月20日にも発生した「severity-1」障害に続くものです。 The Registerによると、4月3日以降、このようなseverity-1障害が5件、さらにseverity-2障害が4件発生しているとのことです。

ハイブリッド・クラウド企業になるための難しい改革の最中にある同社は、巨大ハイパースケーラー競合企業に遅れをとっています。

Synergy Researchの調査によると、世界のクラウド市場におけるIBMのシェアは約5%で、そのシェアは低下してきているとのことです。


巨大クラウド企業も障害を経験しています。先週末、Google Cloudでは、「アクセスコントロールリスト(ACL)の問題による、遅延やエラーの増加」が発生し、10時間以上にわたる障害が発生しました。影響を受けた重要サービスの中には、DCDのサイトも含まれており、短時間のダウンタイムに見舞われました。ご迷惑をおかけしましたことをここにお詫び申し上げます。

Data Center Dynamics

原文はこちら

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