イーロン・マスク氏、政府の要請を受けウクライナでSpaceXのStarlinkインターネットを始動
SpaceX社のCEOイーロン・マスク氏は、ウクライナで衛星インターネットサービス「Starlink」を起動させたと発表しました。
この動きは、ウクライナの第一副首相兼デジタル変革大臣ミハイロ・フョードロフが土曜日に、同国がインターネット接続の障害に直面しているとして、この億万長者に助けを求めた後のものです。
「あなたが火星を植民地化しようとしている間、ロシアはウクライナを占領しようとしている。あなたのロケットが宇宙からの着陸に成功している間、ロシアのロケットはウクライナの市民を攻撃している。ウクライナにStarlinkステーションを提供し、まともなロシア人に立ち止まらせるようお願いします」と フョードロフ はTwitterで発言しています。
マスクはこれに応えています「Starlinkのサービスは現在、ウクライナでアクティブになっています。より多くのターミナルが追加されます。」
モデムが利用可能になるまで、サービスには制限があるかもしれません。Starlinkは、499ドルの独自開発デバイスでしか動作しません。現在、ウクライナにどれだけのモデムがあるのか、あったとしても明らかではありません。
またChitizenLabの上級研究員ジョン・スコット・レイルトン氏は、ロシア軍はチェチェンで衛星電話の通話信号を追跡し、反政府勢力を殺害した過去があると注意を促している。
衛星インターネット用アンテナは信号の指向性が高く、発見されにくくなりますがロシアはシリアで以前にそうしたアンテナを破壊したとみられていています。
スコット・レイルトンはこう述べています。「私は10年間、武力紛争時のインターネットや衛星通信の役割とリスクについて研究してきました。見慣れている間違った行動が迫っている。再び。」
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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