マイクロソフト、Azureデータセンターでの初の衛星地上局を公開

2基の6.1mアンテナを米ワシントン州クインシー施設に設置

マイクロソフトが、Azureデータセンターで初となる衛星地上局インフラを設置しました。

同社は今週、米国ワシントン州のクインシーデータセンターに設置された地上局の画像を公開しました。

同社はブログで次のように述べています。「Azure Orbitalでは、我々は当社データセンター内に衛星地上局を構築し、顧客が衛星からのデータを直接Azureに取り込み、大規模に処理や保存ができるようにしていく。当社は引き続き、他の場所にも地上局の建設を行っていき、またパートナーの地上局との統合を進め、衛星通信でデータを取り込む能力を高めていく」

パートナーの地上局も

Azure Orbitalは、マイクロソフトが提供するground station as a serviceであり、顧客はAzureを通じて、衛星との通信、衛星の制御、データの処理、運用の拡張を直接行うことができます。

これは2020年9月に初めて発表され、既にAmergint、Kratos、KSAT、Kubos、SES、US Electrodynamics INC、Viasat、Thales Alenia Spaceなど、既に多くの衛星会社が提携しています。

Azure Orbitalのプリンシパル・プロダクト・マネージャー・リードのアシッシュ・ジャイン氏は、YouTubeに公開されたビデオの中で、クインシーの地上局には、X、S、UHFバンドをサポートする6.1メートルのアンテナが2基搭載されていると説明しています。

「我々は、更に多くの地上局の構築を計画している、また、我々の顧客がAzureで直接データを取れるようにするために、パートナーの地上局を利用できるようにしていく」

一方AWSは、米オレゴン州、オハイオ州、バーレーン、スウェーデンのストックホルム、オーストラリアのシドニー、アイルランド、そして南アフリカのケープタウンで地上局サービスを始めています。

Data Center Dynamics

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