ニュージーランドの通信事業者Sparkが5Gスタンドアロン試験を完了

ニュージーランドの通信事業者Sparkは、同国における5Gスタンドアロン試験の終了を確認しました。

このトライアルは昨年行われ、Sparkはスウェーデンのエリクソンとソフトウェアのレッドハットと協力しています。

このトライアルは、Red Hat OpenShift上で動作するエリクソンのクラウドネイティブ5G Coreに支えられ、Sparkの5G固定無線アクセスネットワーク（FWA）と統合して強化された無線ブロードバンドのテストが行われたものです。

同通信事業者によると、このテストにより5Gスタンドアロン技術が、これまでの無線技術と比較して、リアルタイムビデオ解析などの高性能ユースケースに必要な低レイテンシ、広帯域、信頼性を提供できることが明らかになったといいます。

また、エリクソンのデュアルモード5GコアネットワークのスライシングとEdgeコンピューティングの導入能力は、企業や重要な通信に携わるスパークの顧客に新たな収益機会を提供する可能性があると通信事業者は述べています。

「エリクソンとレッドハットによるこの概念実証試験は、5Gスタンドアロン技術が当社のSparkネットワークにもたらす可能性を示すもので、コネクテッドカー、スマートシティ、産業用IoTなど、IoTのトレンドを加速するための容量と低レイテンシの扉を開きます」とSparkのテクノロジートライブリード、 Nilay Rathod は語っています。

昨年、Sparkは、技術プロバイダーのMavenir、AWS、Nokia、Oppoと協力しながら、スタンドアロン5Gの2つの実証実験を開発し、試行したことを明らかにしました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。