
ハワイアン航空、機内Wi-FiでスペースXと提携
ハワイアン航空は、機内Wi-Fiサービスの提供にスペースX社の衛星サービス「スターリンク」を採用します。
同航空は今週、24機のエアバスA330と18機のA321neo、および今後導入する10機のボーイング787-9に、スターリンクの衛星インターネット接続サービスを装備し、乗客はそれを無料で利用できるようになると発表しました。
ハワイアン航空の社長兼CEOであるピーター・イングラム氏は次のように述べています。「スターリンクの導入により、空の上で最高の接続性を体験していただくことができるようになる。私たちは、カスタマーエクスペリエンスに対する私たちの高い基準にテクノロジーが追いつくのを待ってきたが、待った甲斐があったというものです。お客様は、受賞歴のあるハワイアン航空の機内サービスに加え、高速かつシームレスな無料Wi-Fiを楽しみにしていてください」
ハワイアン航空へのスターリンク導入は現時点ではまだ初期段階にあり、来年に一部の航空機への搭載が開始される予定です。尚ハワイ諸島間の短距離フライトを運航するボーイング717型機への導入は、現在のところ予定されていません。
ハワイアン航空は、ハワイ諸島内、米国内16都市、ホノルルや米領サモア、オーストラリア、日本、ニュージーランド、韓国、タヒチへのフライトを毎日約130便運航しています。
スペースX社は先週、プライベート機プロバイダーのJSX社とスターリンク衛星から機内Wi-Fiを提供する契約を締結しました。スペースX社との契約では、最大100機の飛行機でのサービスをカバーし、今年後半に利用可能になる予定です。JSX社は現在、30席のエンブラエルジェット機を77機保有しています。
SpaceX社は現在約25万台の端末を出荷していますが、競合するOneWebに比べると販売契約は比較的少数にとどまっています。ちなみに昨年はKDDIと日本国内でのリモートバックホールの提供に合意しました。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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