再び不動産投資会社によるデータセンター買収 – CarterValidus
不動産投資信託会社であるCarter Validus Mission Critical Reit Ⅱ社は、オハイオ州にあるカントンデータセンターを940万ドルで買収しました。
同施設は、SecureData365と包括的なリース契約を結んでいます。 コロケーション データセンター事業者であるSecureData365は、ホスティング業務やバーチャルコンピューティング、事業継続計画の策定、バックアップ・ストレージソリューションなどを、カントンデータセンターとクリーブランドのダウンタウンにある2カ所目のデータセンターで行っています。
オーナーは変われどオペレーターは変わらず
カントンデータセンターは2階建てで、1.83エーカーの敷地内に29,960スクエアフィートの貸し出し可能なエリアを持ちます。設備の電力出力は1.5MWで、今後、最大容量3MWまで拡張が可能だ。
以前、ここを利用していた企業のセールス資料に、より詳しい情報が載っています。150トンの高精度なクーリング HVAC を持ち、4,000AMPの 商用電源 、電力の余剰キャパシティとしてはGeneracのMPS(500KVA)を使用しています。
証券取引委員会によると、現行のリース契約期間は、2019年の10月31日までとされています。
Carter Validus Mission Critical Reit Ⅱ社のMichael A.Seton CEOは「カントンデータセンターは我々の中西部地区におけるプレゼンスを高め、地政学的にもデータセンターのポートフォリオを拡大する足掛かりとなるだろう」と述べました。
Carter Validus Mission Critical Reit Ⅱ社は、アメリカ全土でデータセンターやヘルスケア施設を買収しています。
今月は、カントンデータセンターのほかにも、アイオワ州インディアノーラで2つのメディカルオフィスの建物を1380万ドルで買収し、自社の不動産ポートフォリオを急速に拡大しています。
Carter Validus Mission Critical Reit Ⅱ社の前身はCarter Validus Mission Critical Reit社で、同社は23億ドルに上るデータセンター資産を持っていましたが、これらはすべて売却しています。現在、Carter Validus Mission Critical Reit Ⅱ社は28のデータセンターを所有しており、2017年初頭以降は、サンホセ、アンドバー、シカゴ、サクラメント(カリフォルニア州)、エルジン(イリノイ州)、キングオブプルシア(ペンシルベニア州)、ノーウォーク(コネチカット州)、アトランタ(ジョージア州)、テンピ(アリゾナ州)でデータセンターを買収してきました。
– Data Center Dynamics
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