ソフトバンクの孫正義CEO、ARMホールディングスの売却で韓国企業と交渉中
日本のソフトバンクグループ株式会社の創業者兼CEOである孫正義氏は、ハイテク大手のサムスンを含む多くの韓国企業と、同社による英国のチップ設計会社ARMホールディングス株式会社の売却における提携の可能性について協議しています。
ビジネス分野の複数の情報筋によると、月曜日にはサムスンのJay Y. Lee副会長が孫氏と会談し、さまざまな協力関係の懸念について話したとされています。
サムスンからの正式な確認はないものの、関係者は「2人はすでに会っている可能性がある」と述べています。Lee氏と孫氏は、パンデミック時に電話で頻繁にビジネスの話をする親しい友人とされています。両首脳の直近の公式な出会いは、2019年に行われ、彼らはコミュニケーションを取り続けました。
Armに関しては、ソフトバンクは サムスンとの「戦略的提携」について話すと正式に発表しました。Lee氏と孫氏は会談で、主にArmの件について話すとみられています。
Nvidiaに英チップメーカーの株式75%を売却する案が規制問題で頓挫した後、孫氏はArmを巡るIPO前のスキームにサムスンを含む戦略パートナーを取り込んでいると伝えられています。
Armは、サムスン、Apple、Qualcomm Technologies Inc.などのチップメーカーに設計図を提供し、チップメーカーはそれを使って自社製品をアーキテクチャーの上でモデル化するというアーキテクトの機能を果たしています。
Armの主な収益源は、顧客から徴収するライセンス料です。パートナーが同社から知的財産を取得する際、パートナーは一定の先行ライセンス費用と、Armアーキテクチャをベースにしたチップを出荷するたびに変動するロイヤルティを支払います。
Armによると、同社の年間総収入は前年比35%増の27億ドルです。特にロイヤリティ収入は20%増の15億4000万ドル、ライセンス収入は61%増の11億3000万ドルと驚異的な伸びを記録しています。
サムスンがIPO前の株式売却で株式を購入するのは、独占的な難しさから単独でArmの支配的な地位を追求できないためでしょう。サムスン電子は、出資を通じて Armと技術提携する可能性もあります。
このほか、Lee氏と孫氏は合併の可能性や、ソフトバンクが2つのビジョンファンドを通じて投資している事業の1つをサムスン電子が買収することなども話題にする可能性があります。また、2人のビジネス界の巨人は、ビジョン・ファンド3をどのように開始するかについても話すかもしれません。
W.Media(Hazel)より抄訳・転載
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