Google、カタール・ドーハにクラウドリージョン開設
Googleは、カタールのドーハに新しいクラウドリージョンを開設しました。
2020年3月に初めて発表されたこのプロジェクトですが、今週、ドーハの新しいGoogle Cloudリージョンのオープンが発表されました。
「この新しいリージョンは、可用性やデータレジデンシ、デジタル主権や持続可能性まで、カタールのデジタル経済のニーズを満たすリージョンの能力を構築するための強力なステップです」と、Google Cloudのカタールカントリーマネージャー、Ghassan Kostaは述べています。
新しいリージョンに関する仕様は共有されていませんが、同社は、3つのアベイラビリティゾーンと、Compute Engine、Cloud Run、Cloud SQLなどを含むGCPサービスの標準セットで開始されると述べています。
現地のコングロマリットであるPower International HoldingのグループCIOであるJasim Abdulrahman氏は、次のように述べています、「ドーハで開始された新しいGoogle Cloudリージョンは、我々にとってゲームチェンジャーとなるものです。この新しいクラウドリージョンにより、当社の顧客データプラットフォームは、カタール国内でローカルにデータを実行・保存できるようになり、販売予測、デジタルコマース、医療を含むあらゆる分野のイノベーションを促進することができます。Google Cloudの新しいリージョンを利用することで、カタール特有のデータプライバシー規制にも対応でき、最終的に顧客の体験を向上させることができます。」
マイクロソフトは、2022年8月に現地企業Meezaとの提携により、カタールAzureクラウド・リージョンを立ち上げました。
ドーハリージョンは、Googleが今年立ち上げた2番目のクラウドリージョンです。先月、同社はイタリアで2番目のリージョンをトリノに開設しています。
Googleは、メキシコのケレタロ、南アフリカのヨハネスブルグ(ケープタウン、 ベルリン(ドイツ)、ダンマーム(サウジアラビア)、クウェート の可能性も)でクラウドリージョンを展開しています。
2022年、Googleはイタリアのミラノ、スペインのマドリード、オハイオ州コロンバス、テキサス州ダラスでGCPリージョンを立ち上げました。また、オハイオ州コロンバスとネブラスカ州オマハでデータセンターの建設に着手しています。また、フィンランドのハミナ、オランダのフローニンゲン、カンザスシティのノースランドで土地を取得しています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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