AWS、チリ初のデータセンター建設に合意

工事は3月に始まる可能性

Amazon Web Services(AWS)がチリで2億500万ドルのデータセンタープロジェクトにゴーサインを出しました。このキャンパスは、Amazonのクラウドプラットフォームが南米諸国に建設する最初のものとなります。

チリの首都サンティアゴにあるこの2段階プロジェクトの建設工事は、チリの環境審査機関であるSEAからゴーサインが出た後、3月に開始される予定です。

データセンターの計画は2022年に初めて明らかにされました。同市のパドレ・フルタード地区にある18.7ヘクタールの敷地に建設され、データセンター棟のほか、12台のディーゼルバックアップ発電機、低水量消費の空調・冷却・防火管理システムで構成されます。

プロジェクトの第1フェーズは3月に開始され、4,630平方メートル(49,835平方フィート)のデータセンターが建設される計画です。これは来年4月までに完成し、その1ヵ月後には稼動する予定です。

BNAmericasによると、データセンタースペースを3,470平方メートル(37,350平方フィート)拡張する第2ビルは、2028年に予定されています。

なお、この新しいデータセンターの容量は明らかにされておらず、DCDはAWSにコメントを求めています。

同社は少なくとも2017年からチリでのデータセンターを検討しており、昨年1月にはエンドユーザーやオンプレミスに設置するために低遅延を必要とするアプリケーションをホストできるサンティアゴのローカルゾーンEdgeロケーションを立ち上げました。

AWSは昨日、米国ミシシッピ州に100億ドルを投じてキャンパスを建設するプロジェクトを進めていることを明らかにしました。この施設はマディソン郡にあり、2027年までに完成する予定です。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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