ソフトバンクとNVIDIAが新しいAI業界団体設立
日本の通信大手ソフトバンクは、米国のチップメーカーであるNVIDIAと共同で、データセンターに依存することなく携帯電話基地局でデータ処理を行えるようにする新たなAI構想を発表しました。
この新技術はワイヤレス・サービスを向上させるもので、基地局ネットワークでの操作を自動化するためにAIを活用することで、データ量の変化に基地局が自動的に対応できるようになるため、ネットワークの遅延回避に役立つと両社は述べています。
「AI-RANアライアンス」と呼ばれる新しい業界団体には、欧州の移動体通信機器サプライヤーであるEricsonとNokiaも参加しています。データ処理を分散化することで、より高度なAIサービスがモバイル機器で実用化されることが期待されています。
先週、NVIDIAはArm Holdingsの株式1億4,730万米ドルを取得したことを明らかにしました。Arm Holdingsはイギリスのチップメーカーで、現在ソフトバンクが90%以上の株式を保有しています。
一方、NVIDIAはAI投資において優位を保ち続けています。急成長するAI技術に対する需要と期待の高まりを受けて、市場はAIに対応できるチップの製造に躍起になっているからです。
W.Media ( Karl Loomes 記者)より抄訳・転載
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