Vodafone ドイツでRWEと風力PPAを締結
Telco、342MWのKaskasi洋上風力発電所からオフテイクへ
Vodafone はドイツで風力エネルギーを調達するための電力購入契約(PPA)に調印しました。
同社は今週、ヘリゴランド沖35kmにあるカスカシ洋上風力発電所からの出力を調達するため、エネルギー会社RWEと10年間の契約を結んだと発表しました。
この契約により、Vodafoneは毎年250GWhのエネルギーを調達し、12,000の5G携帯電話局の電力供給に使用されます。この契約は2026年から実施される予定です。
Vodafone Germany CEO Philippe Rogge は、こう述べています。「私たちは、ドイツの風力発電をサポートするために、最新の5Gを海に持ち込みます。デジタル化によってエネルギー転換をサポートしたいのであれば、私たち自身が良い模範を示す必要があります。」
同時に、Vodafoneは カスカシサイトに2G/LTE/5Gネットワークを配備しました。現在、洋上の携帯電話ステーションが現場の技術者を接続しており、将来的にはドローンやセンサーの接続に使用される予定です。
RWE supply & tradingのチーフ・コマーシャル・オフィサーであるUlf Kerstinは、「我々は、Vodafone の野心的な気候保護目標の実行をサポートできることを嬉しく思います。当社のグリーンエネルギー・ソリューションにより、エネルギー転換が当社の産業用顧客にとっても確実に進展するよう支援します」と述べています。
2022年に運転を開始したカスカシは、38基のタービン(Siemens Gamesa 9MW)で構成され、設備容量は342MWです。RWEは最近、DHL Group、Ensinger、Evonik、Infraserv Höchst、ThyssenKrupp Steel Europeの5社が風力発電所の出力の一部を調達することを発表しました。カスカシからの最初のPPAは、2023年春にSchwarz Groupの小売部門(Lidl、Kaufland)と締結されました。
RWEによると、 カスカシは同社にとってドイツ北海で6番目の風力発電所となります。同社は現在、ユイストの北にある別の北海クラスターを開発中で、今後数年間でさらに1.6GWを追加する予定です。
RWEは以前、米国でMetaと太陽光発電PPAを締結しています。 Vodafone は以前、欧州で Iberdrola、Centrica、Mytilineos と複数の太陽光PPAを締結しています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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