T-Mobile 、2.5GHz帯の5G周波数帯を有効化へ
5Gネットワークの容量を拡大し、地方のカバレッジを強化
T- Mobileは、数年前にオークションで落札したものの、AT&Tとの紛争に直面していた2.5GHz帯の周波数帯を、近日中に有効化すると発表しました。
同社は2022年、米国の周波数オークション108で2.5GHz帯7,156ライセンスを3億400万ドルで落札しました。
この周波数帯は、T-Mobileのネットワークに容量を追加することで、T-Mobileの5Gネットワークを強化します。
T- MobileのMike Sievert最高経営責任者(CEO)は、「長年の計画のおかげで、T-Mobileはこの周波数帯を数百万人の顧客のために今すぐ使用する準備ができており、より多くの人々に超大容量の5Gを提供し、他の人々にはスピードとパフォーマンスを向上させています」と述べました。
同社は2.5GHz の周波数帯を今後数日かけて点灯させる予定だといいます。この周波数帯は、約30万平方マイルに及ぶ約6000万人の顧客をカバーする予定で、残りは新しいタワーの建設に合わせて配備されます。
約2年前にこの周波数帯を獲得したにもかかわらず、AT&TがT-Mobileのミッドバンド周波数帯資産に挑戦しているため、T-Mobileはこの周波数帯を有効にすることができませんでした。
これを軽減するため、FCCは先週、T-Mobileがハワイのカウアイ島とマウイ島の周波数帯20MHzを売却することで合意したことを確認しました。
その上、T-Mobileは米連邦通信委員会(FCC)の周波数帯失効により、この周波数帯を使用することができませんでした。
T- Mobileは以前、この周波数帯の特別暫定権限(STA)を求めてFCCに申請していました。
昨年3月、米上院はFCCの周波数オークション権限を史上初めて失効させ、事業者向けの5G周波数帯の増発を事実上阻止しました。
先月、 T-Mobile はニューヨーク州北部での5Gカバレッジを拡大し、同地域全体で約400のセルサイトを新たに追加し、800以上の既存タワーをアップグレードしたと発表しました。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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