AIMSがマレーシアのクアラルンプールにデータセンターを開設
DigitalBridge傘下のAIMS、マレーシアの首都で2番目の施設を開設
AIMSグループは、マレーシアのクアラルンプールに新しいデータセンターを開設しました。
同社は今週、マレーシアの首都にあるMenara AIMS(KL1)に隣接する、7.5MWのデータセンターBangunan AIMS(別名KL2)を開設しました。この施設では、ラックあたり最大20kWの集積度を提供します。
同社は昨年、クアラルンプールに新しいデータセンターを建設する計画を初めて発表しました。
この施設は、同社が2022年に取得した旧Bangunan KWSPビル内にあります。AIMSの、既存のクアラルンプール・データセンターから100メートル以内に位置します。当初は、2023年5月の完成を目指していました。
新サイトのエネルギー使用は、Sarawak EnergyのMurum水力発電所を経由した、水力発電による再生可能エネルギークレジットによって相殺されます。
AIMSによると、顧客に100%のインフラ稼働率保証を提供する、この地域初のデータセンターだとのことです。
AIMSのChiew Kok Hin最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。 「この地域をリードするエコシステムデータセンターになるという我々の願望は、正しい方向に進んでいます。現在の顧客との話し合いによれば、Bangunan AIMSは、年末までに完全に稼働する見込みです。」
同氏はさらに、「Bangunan AIMSは、当グループの他のデータセンター資産と並んで、ESGに対する当グループの大きなコミットメントの一部を形成するものであることを、私たちは誇りに思っています。当社施設のエネルギー効率を確保するために、実施してきたさまざまなイノベーションに加え、Bursa Carbon Exchange(BCX)によるRenewable Energy Certificates (RECs)の、第1回オークションでも落札しました」と語っています。
AIMS DCは、マレーシアのクアラルンプールと、サイバージャヤにある2つのデータセンターと、タイのバンコクにあるデータセンターの、合計4つのデータセンターでコロケーション、マネージドサービス、ディザスタリカバリを提供しています。同社のWEBサイトには、ベトナムにさらに3つの施設を建設する計画が掲載されています。
以前は通信会社Time dotComの子会社だったAIMSは、2022年11月にDigitalBridgeに買収されました。
AIMSは2012年に、1億1900万リンギットで買収されましたが、Time dotComが売却の可能性を検討しているという噂が、2022年3月に浮上しました。I Squared Capital傘下のBDx、Stonepeak傘下のDigital Edge、Temasek Holdings傘下のSTT GDC、Equinix、KKR、Tower Capital Asiaなどの企業が、AIMSの売却先候補に 挙げられています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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