Googleがウルグアイのデータセンターに着工

最初の発表から4年後に着工

Googleは、ウルグアイでデータセンターの建設を開始しました。

同社は先週、「綿密な計画と分析を経て、ラテンアメリカで2つ目となるデータセンターをウルグアイのカネローネスに建設し、新たな一歩を踏み出します」と発表しました。

Googleは、このプロジェクトに8億5000万ドル以上を投資するとのことです。詳細については明らかにされていません。

Googleは2020年に計画を発表し、2021年5月にウルグアイのParque de las Ciencias自由貿易地域に30ヘクタールを取得しました。Googleは当初、Eleanoを通じてカネローネスにデータセンターを建設する計画で、「Project Teros」という名称で政府に提出していました。

昨年11月、同国が深刻な干ばつに見舞われ、潜在的な水使用に関する懸念が提起されたことにより、Googleは開発計画の修正を進めることに決めました。

プロジェクトは当初、毎日最大760万リットルの飲料水を使用する見込みでしたが、修正後のプロジェクトは小規模で、空冷システムに切り替わりました。

Googleは現在、11か国で28のデータセンターを運営していると言われています。同社は2015年、チリで初となるLatamデータセンターをサンティアゴ郊外のQuilicuraに開設しました。

同社はチリのリージョンだけでなく、ブラジルのサンパウロでもクラウドリージョンを運営しています。

Googleはまた、サウスカロライナ州のマートルビーチ、アルゼンチンのLas Toninas、ブラジルのPraia Grande、ウルグアイのプンタ・デル・エステを結ぶFirmina海底ケーブルにも取り組んでいます。同社はすでにAntel Uruguayと提携し、同じ場所を結ぶTannat ケーブルも運用しています。

他のクラウドプロバイダーはまだウルグアイでの施設開設を発表していません。

DataCenterMapによると、ウルグアイのコロケーション施設はわずか7か所で、首都モンテビデオに6か所、マルドナドに1か所の施設があります。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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