資産運用会社Blue OwlがIPI Partnersを10億ドルで買収

Blue OwlはIPI Partnersを約10億ドルで買収する予定です。

ロイターの報道によると、Blue OwlはIPIをオーナーから買収し、80%の株式と20%の現金で資金を調達します。

Blue OwlがIPIの買収を検討しているという報道は今月初めに出ていました。

IPIは投資マネージャーのIconiq Capitalとプライベート・エクイティ会社のIron Point Partnersのジョイントベンチャーです。

この買収はBlue Owlのデジタル・インフラへの進出であり、同社の運用資産に105億ドルをもたらすことになります。

BlueOwlの共同CEOであるDoug OstroverとMarc Lipschultzは、「クラウドやAIを背景とした追い風を受け、投資家の追加戦略への意欲が高まっており、データセンターに融資する巨大な市場機会が存在する」と述べました。

IPIは、全世界で2.2GWの容量を持つ82のデータセンターのポートフォリオを持っています。同社はStack Infrastructureを所有しており、2019年に複数のT5データセンターと3つのInformat施設を統合して同社を設立し、2022年には米国の地域エッジ企業Radius DCを立ち上げています。

Blue Owlの運用資産は約1920億ドル。同社は最近、ChirisaおよびPowerHouseと50億ドルの合弁会社を設立し、主にAIクラウド企業のCoreWeave向けに全米でデータセンターを開発しています。

IPIの買収は、Blue Owl社にとって今年4件目となり、これまでにKuvare Asset Management社、Prima Capital Advisors社、Atalaya Capital Management社を買収しました。



この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。



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