Avaioが、アイルランド・メイヨーにデータセンター建設を申請

同社は2022年にKillalaの土地を取得

Avaioがアイルランドのメイヨーに、データセンターを建設することを申請しました。

地元紙のMayo Liveによると、Mayo Data Hub Limitedがメイヨー郡議会に対し、データセンタービルの建設許可を申請したとのことです。

この施設は2階建てで、総床面積は29,075平方メートルになるようです。Avaioは2022年初頭、Killala Business Park内の敷地を取得しました。

Avaioのウェブサイトによると、66エーカーの敷地に36MWのビルド・トゥ・スーツ型キャンパスを開発する計画で、第1期は2026年下半期に稼動予定とされています。

Avaioが取得する2区画の土地は、旭化成の跡地の南側の未開発地です。旭化成は、1970年代半ばから1997年に閉鎖されるまで、Killalaの工場でアクリロニトリルからアクリル繊維を製造していました。

AquaCommsは2016年頃、AEC-1ケーブル用のケーブル陸揚げ局を公園内に建設しています。

2016年に設立されたAvaio Capitalは、デジタル、水、エネルギー転換、輸送分野に特化した米国のインフラ投資会社です。同社は2021年にAvaio Digital Partnersを立ち上げ、米州と欧州における持続可能なハイパースケールデータセンターのビルド・トゥ・スーツ開発と建設に注力しています。

同社は以前、カナダのオタワ郊外で50MWのプロジェクト計画を発表しており、またカリフォルニア州ピッツバーグで廃業したゴルフ場を買収し、テクノロジーパークとデータセンターの開発を計画しています。

Avaioのウェブサイトによると、同社はカナダのガティノー、バージニア州キャロライン郡のRuther GlenとLadysmith、バージニア州アポマトックス、カリフォルニア州ピッツバーグ、スペインのアルゲテ、ミシシッピ州ジャクソン、アーカンソー州リトルロック、テキサス州ダラスとウェーコに、開発中のデータセンター用地を有しています。

4月以前の報道では、Avaio Digitalは米国内の3つの開発用地とスペインのマドリードにある1つの開発用地を、最大4億ドル相当の取引で売却しようとしていると言われていました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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