AWS、クロアチアにデータセンター設計施設を開設

同時にクロアチア政府と公共部門におけるクラウドコンピューティングに関する覚書(MoU)締結

アマゾン ウェブ サービス(AWS)は、クロアチアのザグレブにデータセンター設計施設を開設する計画を発表しました。

新施設では、データセンターの設計、製品開発、研究を中心に、AWSクラウドサービスの開発・運用をサポートします。

同社は、電気・機械エンジニア、土木・建築工学エンジニア、ITエキスパート、ソリューションアーキテクトなどの「現地の人材」を採用するとしています。

また今週、AWSとクロアチア政府は、公共部門におけるクラウドコンピューティングの導入を促進し、同国の国家開発戦略に貢献するためのMoUを締結しました。

「AWSがザグレブにデータセンターの設計施設を新設し、クロアチアへの投資を継続するというニュースを歓迎します。我が国のデジタル経済の発展は政府の優先課題であり、クラウドコンピューティングは重要な役割を果たすことになるでしょう」と、クロアチアのアンドレイ・プレンコヴィッチ首相は述べています。

また、AWSの公共部門(EMEA)担当VPのイザベラ・グローガー・チェホヴィッチは、「クロアチアへの継続的なコミットメントの一環としてザグレブに新たなデータセンター設計施設を開設し、クロアチア国内でのAWSクラウドサービスの開発・運用をサポートするための新たな雇用を創出することを発表させて頂きます。」と述べています。

「クロアチア政府は国のデジタルトランスフォーメーションのためのエキサイティングな計画を持っており、AWSはその一翼を担えることを誇りに思っています。このMoUは、クロアチア政府および国民と協力し、国のIT近代化へのエネルギーを支えるクラウド対応の人材を育成するための枠組みを定めたものです。」

2021年2月、AWSはザグレブにAWS Edgeサービスの拠点を開設しました。

4月、Vertivはクロアチアの都市Rugvicaに1000万ユーロ(1170万ドル)の工場を開設し、統合型モジュール式データセンターを構築しました。



この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。



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