Indus CloudとHuaweiがパキスタンでデータセンターを開発

国内でのクラウドサービスの提供に協力

Indus Cloudと中国のクラウド企業Huaweiは、パキスタンに新しいデータセンターを共同で開発するため提携しました。

データセンターの詳細はまだ限定的ですが、Huaweiの最新技術が導入される予定です。中でも「PowerPod 3.0」は、設置面積を最大40%削減し、エネルギー消費を70%削減できるとHuaweiは主張しています。

さらに、Huaweiの「Xinghe Intelligent Ultra-Resilient Data Center Network」も採用され、パキスタン国内の顧客向けにクラウドサービスを提供する予定です。

このパートナーシップは、Indus Cloud(Master Group of Industriesの子会社)とHuaweiの間で締結されたもので、Gwadar Proが最初に報じました。

この協力は、AIビッグデータIoTなどの技術導入を通じて、パキスタンのデジタル化を支援することが期待されています。

パキスタンと中国は長年にわたり強固な関係を築いており、これまでにも中国はパキスタンに対して経済的・技術的・軍事的支援を行ってきました。

パキスタンのデータセンター市場は比較的小規模で、現在25のデータセンターがラホール、カラチ、イスラマバードの3都市に分散しています。主な運営企業には、PTCL、Multinet、Chapal、Supernet、Cybernet、Vision Telecomなどがあります。

昨年10月には、Huaweiがパキスタン国立銀行とデータセンター開発に関する覚書(MoU)を締結しました。

また、Khazana CloudとNational Aerospace Science and Technology Park(NASTP)は、Huaweiの技術を活用したハイパースケールデータセンターの立ち上げを計画しています。

2023年6月には、パキスタンのUniversity of Turbatが新しいデータセンターを開設しました。第1フェーズの完成は、同大学での1MWの太陽光発電プロジェクトの導入と同時に行われました。

さらに、パキスタンの石油企業Mari Petroleum Company Limitedは、クラウドコンピューティングとAIに特化した子会社の設立を発表していますが、詳細はまだ明らかにされていません。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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