Yondrのバージニア第2データセンターがサービス提供開始

48MW施設の第1フェーズ稼働

Yondrが同社のバージニア・キャンパス内に第2データセンターを開設しました。

同社は今週、ラウドン郡にあるキャンパス内の第2データセンターがサービス提供準備を整えたと発表しました。Yondrは新施設の48MW容量のうち、第1フェーズとなる12MWを完成させ、残りの容量は2026年に稼働予定であると説明しました。

Yondr Groupのアメリカ地域設計・建設担当副社長を務めるTodd Sauerは次のように述べています。「今回のRFS(Ready for Service)達成は、北米データセンター事業における一連の成果の最新事例であり、重要な市場である北バージニア地域での着実な進展を継続するものです」

JK Land Holdingとの共同開発により、Yondrは昨年、同社の96MWキャンパス内に初の48MWデータセンターを完成させています。

同社は隣接区画にさらに240MWの容量を計画中であり、これによりキャンパスの総容量は336MWに達します。

Yondrのチーフデータセンターオフィサー、John Maddenは次のように加えています: 「容量需要が拡大し続ける中、当社は成長著しいダイナミックな市場であり、機会に満ちた北米への投資を強化しています。同地域での事業拡大と、顧客の進化するデジタルインフラ需要に応えるスケーラブルかつ信頼性の高いソリューションの提供を今後も継続していきます」

Yondrはロンドンに本社を置き、以前は単一ファミリー投資会社のCathexis、Apollo Global Management、Mubadalaが所有していました。7月に完了した取引で、DigitalBridgeとカナダ年金基金La Caisseに買収されました。その後、ドイツの金融大手Allianzが同社の少数株式を取得しています。

Yondrは欧州、アジア、北米にデータセンターキャンパスを展開しており、バージニア州、テキサス州、カナダ、英国、マレーシア、インドネシア、日本ドイツ、オランダ、および(最近まで)インドで開発を進めています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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