暗号マイニング施設、100MWの仮想発電所を計画

分散型エネルギー資源(DER)ソフトウェア技術プラットフォームのヴォルタス(Voltus Inc.)と、世界最先端のデジタル資産インフラ企業モーソン(Mawson Infrastructure Group)は、新しい暗号マイニング施設を通じて、2022年に100MWの分散型エネルギー資源をPJM電力網に供給する計画を発表しました。

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モーソンは、ペンシルバニア州ミッドランドの旧工業用地の敷地内に100MWの新施設を建設し、2022年3月までに50MWの負荷をオンライン化し、2022年6月までにさらに50MWを追加することを計画しています。この発電容量は、Voltus DERマーケットプレイスのソフトウェアプラットフォームを通じて、グリッドバランシング資源としてPJMのグリッドオペレーターに提供される予定です。

「モーソンは、エネルギー効率の高い次世代デジタルインフラを構築することで、エネルギー消費の削減と環境への影響の抑制に積極的に取り組んでいます」とモーソン最高執行責任者のLiam Wilsonは説明しています。「ミッドランドの開発計画にヴォルタスソフトウェアプラットフォームによる分散型エネルギー資源プログラム参加のベストプラクティスを取り入れることは、モーソンが私たちにサービスを提供してくれているコミュニティと電力網の管理者となるもう一つの機会でした 」と述べています。

ヴォルタスCEO兼共同設立者のグレッグ・ディクソン氏は、「暗号マイニングの負荷は、今後5年間で米国内で10000MW近くに達すると予想されています」と述べています。「当社はこれらの負荷を完全に自動化された方法で制御し、この容量を価値のある電力市場に接続します。その結果、マイナーへのキャッシュバック、電力網グリッドオペレーターへの信頼性の高いリソース、そして切望されている再生可能エネルギーの信頼性を改善するバランシングリソースがもたらされます。モーソンのようなデジタルインフラのリーダーは、 ヴォルタス との提携がグリッドをサポートし、電力コスト主導の暗号マイニングの世界において競争優位性をもたらすことを認識しています。」

Digital Infra Network (Michael Nelson 記者)より抄訳・転載

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