Appleがデンマーク第2データセンターを中止、土地を売却へ

AppleはデンマークのAabenraaに予定していた921万ドルのデータセンター建設計画を中止し、代わりにまもなく完成予定のViborgデータセンターの拡張を実施します。

そして、2017年に同社が購入した285ヘクタールの敷地は売却される予定です。

想定外

「まもなくデンマークの Jutland中央部に新しいViborgデータセンターが完成します。Aabenraaにデータセンターの新設はせず、 Viborgサイトの拡張に​​注力する方針を決定しました。」とAppleは声明で述べています。

Aabenraa 自治体の公式ウェブサイト上では、この決定を「全くの想定外」と伝えました。Stig Isaksen局長は次のように述べています。(以下翻訳):「本日のAppleとの議論からの個人的な見解ですが、これは米国で決定された戦略的なビジネス上の方針であり、完全にAabenraa自治体の状況とは無関係に行われた認識です。」

– shutterstock

Thomas Andresen市長は、次のように述べています。「Aabenraaでのデータセンター設立による、Aabenraa地域の長期的な雇用創出と経済活性化に向けた動きに対し、決して望ましくない出来事です。幸いなことに、Appleは市場で唯一のプレーヤーではありません。我々のデータセンター戦略は明確であり、2022年に2つのデータセンターの稼働、更に2つの建設計画を目標とした戦略的な取り組みを行っています。」

グーグルも当該地域に131エーカーの土地を所有していますが、現時点で直近のデータセンター建設計画はありません。

代わりにAppleは予定より工期が遅れているViborg機能に注力する方針です。4月に、同社がプロジェクトの主契約業者との契約を破棄し、サイトの建設作業が中止されたことが明らかになりました。 Appleの今日の声明によると、完成に近づいていたとのコメントではあったが、当初2017年にオープンする予定だったデータセンターの現在の状況は定かではありません。

同社はヨーロッパ地域でのデータセンター開発に苦労しています。何年もの遅延の後にプロジェクトを中止するまでに、アイルランドのゴールウェイに施設を建設しようとしていました 。

Appleは独自の施設に加えて、AWS、Google Cloud、 コロケーション 設備、および小規模クラウド会社などを利用しています。今年の初めにCNBCは、同社が5年間でAWSに少なくとも15億ドルを費やすことに合意したと発表しました。

Data Center Dynamics

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