NTT、インドで100MWのデータセンター建設に向け、不動産開発会社Prestige Groupと提携へ

コロケーション事業のNTTとPrestige Groupは、インドのバンガロール/ベンガルールに100MWのデータセンター・キャンパスを建設するために提携することを発表しました。

現地不動産開発会社のPrestige Groupは、700ルピー(約8480万米ドル)の取引の一環として、350,000平方フィート(32,500平方メートル)のデータセンタービル3棟をNTT向けに建設することになります。

第一棟は今後12ヶ月以内に完成する見込みです。 プロセス全体は3フェーズに分けて進められ、総賃貸可能エリア100万平方ft(約1.5万平方メートル)の開発が予定されています。

PrestigeはNTTとの契約についてコメントを差し控えましたが、同社のCEOであるJuggy Marwaha氏はCIO Newsに対し、次のように語っています。 「Prestigeは、データセンターに大きなビジネスチャンスを感じており、それは急速に成長している当社のオフィスビジネスにほぼ連動しているものです。 DCの運用に欠かせない電力とグレードAのインフラが必要なため、大手事業者が我々のような大手ブランド企業に引き寄せられるのです」

Prestige Groupは、インドを拠点とする不動産開発会社で、住宅、商業、小売、レジャー、ホスピタリティのセクターに注力しています。 今回の契約は、同社がインドのデータセンター業界に初参入することを意味します。

バンガロール(正式名称:ベンガルール)をはじめとするカルナータカ州では、これまでデータセンターへの投資が盛んに行われてきました。STT GDC Indiaとカルナータカ州政府は最近、この地域のデータセンター開発に約1500ルピー(1億8200万ドル)を投資するという覚書に署名しました。 同社は現在、バンガロールに3つの施設を有しており、今年初めには、施設の再生可能エネルギーを調達するための契約をO2 Power社と締結しています。

バンガロールに進出している他の企業には、Web WerksとIron MountainのJV、Nxtra、Netmagicがあります。また2022年5月には、シンガポールの不動産グループCapitaLandがバンガロールの施設計画を発表しました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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