Alibaba Cloudが、メキシコにクラウドリージョンを計画
マレーシア、フィリピン、タイ、韓国にもデータセンターを計画中
中国のクラウド企業Alibabaは、APAC市場全体での拡大に加え、メキシコでフットプリントを拡大する計画です。
Alibaba Cloudは今週、メキシコで初のクラウドリージョンを立ち上げる計画を発表しました。場所やスケジュールなどの詳細は明らかにされていません。
Alibaba Cloud Intelligenceの国際事業担当責任者であるSelina Yuanは、パリで開催された Alibaba Cloudグローバル・サミットで次のように述べました。「業界全体でAIに対する需要が急速に高まっていることから、当社はAIインフラを拡大し、クラウド能力を世界中で強化しています。」
「その傍らで、当社はデジタル人材育成に向けて、世界の大学や主要市場の現地パートナーと協力し、必要なAIスキルを次世代にさらに提供していきます。」
Microsoft、Oracle、 Huaweiはすでにメキシコでクラウドリージョンを展開しており、ケレタロ、メキシコシティ、モンテレイに広がっています。AWSも今年初めにメキシコでクラウドリージョンを開設する計画を発表したほか、Googleもケレタロでクラウドリージョンを開設する見込みです。 AWSはケレタロで既に2つのエッジ拠点を持っています。
Alibabaは現在、中国本土以外で16のクラウド・リージョンと33のアベイラビリティゾーンを運営しています。
詳細は明らかにはなっていませんが、同社によると、今後3年間でマレーシア、フィリピン、タイ、韓国を含む既存市場にもデータセンターを追加設立するようです。
これまでAlibabaは、インドネシア初のデータセンターを2018年に設立した後、2019年に2つ目、2020年に3つ目を立ち上げる計画を発表しました。
2022年にはタイ・バンコク、韓国・ソウルの施設を公開したほか、2017年にはマレーシア・クアラルンプールの施設を公開し、現在マレーシアでは、2つのリージョンを有しています。
中国本土においては、14のクラウドリージョンと56のアベイラビリティゾーンを展開しています。
同社はまた、生成AI開発プラットフォーム「Model Studio」が、シンガポールのアベイラビリティゾーンを通じてまもなく世界中の顧客向けに利用可能になると述べています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Caféが日本向けに抄訳したものです。
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