Microsoftがメキシコでクラウドリージョンを開始
Microsoftは、メキシコで初のデータセンターリージョンを立ち上げました。
複数のデータセンターで構成されるAzureクラウドリージョンは、ケレタロ大都市圏に位置します。
Microsoftは、メキシコのデジタル変革を推進する11億ドルの投資計画の一環として、2020年にこのクラウドリージョンの計画を初めて発表しました。
Microsoftのクラウドには、Azure、Microsoft 365、Dynamics 365、Power Platform、ゲームサービスへのアクセスが含まれ、これらはすべてメキシコ中央データセンターを通じてローカルに提供されています。
Microsoftのラテンアメリカの責任者、Tito Arciniegaは、次のように述べています。「メキシコの活気あるビジネス環境には、最高の技術インフラが必要だと考えています。メキシコの新しいクラウドデータセンターリージョンによって、メキシコの組織がデジタル時代のチャンスをつかむことのみならず、国際的な事業展開をより容易にし、この激しい技術革新の時期や将来にわたって顧客の期待に応え、それを上回ることができるよう支援します。」
同社のクラウドリージョンは、Binaria IDやDocSolutionsなどの企業に、クラウドサービスを提供する予定です。
このプロジェクトを活用している企業には、Kio Networks、MCM Telecom、Megaportなどがあります。
Microsoftによると、自社のデータセンターは持続可能性の原則に従って設計されており、2030年までにカーボンマイナスにする計画だとのことです。メキシコのクラウドリージョンでは、年間5%未満しか水冷を使用しないと説明しています。
メキシコのクラウドリージョンは、60以上の既存のMicrosoftのクラウドリージョンに加わり、スペイン語圏のラテンアメリカでは、初のMicrosoftのクラウドリージョンとなります。
今年初め、AWSはメキシコにクラウドリージョンを開設する計画を発表しており、 ケレタロには既に2か所のエッジ拠点を持っています。 Googleも同地域に近々クラウドリージョンを開設する予定です。
HuaweiとOracleもメキシコに進出しており、Huaweiはラテンアメリカに3つのクラウドリージョンを展開しています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Caféが日本向けに抄訳したものです。
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