Arabsat

Arabsat がプライベートクラウドとGPUサービスの開発でAnexiaとMoU締結

アラブ地域の主要衛星サービス・プロバイダーである Arabsat (アラブ衛星通信公社)は、オーストリアを拠点とするクラウドおよびマネージドサービスのプロバイダーであるAnexiaと、衛星通信、プライベートクラウドサービス、GPU技術サービスの分野における MoUを締結しました。

このMoUは、2024年3月4日から7日までリヤド国際コンベンション&エキシビションセンターで開催される年次グローバル技術イベント「第3回LEAP edition 2024会議・展示会」の傍らで調印されました。このMoUは、 Arabsat と Nexia が衛星プライベート・クラウド・インフラを開発し、データ配信、技術統合、研究開発を改善し、高度なクラウド・サービス、GPU処理、ストレージ・ソリューションを提供するための取り組みの一環として締結されました。MoUはまた、顧客への価値を高めた共有サービスの提供に加え、衛星通信とクラウド・コンピューティングの分野におけるイノベーション・プロジェクトを支援することの重要性を規定しています。

「Arabsatの衛星部門とデジタルトランスフォーメーションサービスにおける主導的地位を維持するという当社のコミットメントの一環として、この地域のクラウドサービスにおけるリーダーであるAnexiaとの協力関係を嬉しく思います。覚書を通じて、安全なクラウドと最新の技術革新の導入に向けた取り組みを加速させ、当社の衛星がカバーする地域全体で、国際標準に沿った高品質の衛星通信サービスを提供するために、協力関係を強化することを目指します。」

AnexiaのCEOであるAlexander Windbichlerは、ArabsatとのMoU 締結を喜び、デジタル変革や衛星放送・通信分野で使用される先端技術に沿った衛星サービスを開発するために、クラウドサービスの利点を高める今後の協力協定の真のスタートとなることを強調しました。

1976年に設立されたArabsatは、アラブ21カ国によって立ち上げられたイニシアティブであり、アラブ連盟が全額出資しています。アラブ世界初の衛星サービス・プロバイダーとされ、中東・北アフリカ地域の政府機関や商業団体向けに、インターネット・サービスに加え、テレビ・ラジオ放送、通信、ブロードバンド、高度なデータ伝送ネットワーク・ソリューション、さまざまな衛星エコシステム・サービス、多チャンネル通信サービスを提供しています。

W.Media ( Deborah Grey 記者)より抄訳・転載

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。