AWSがスペインのクラウド リージョンを開設

同国初となる専用ゾーン

Amazon Web Servicesは、スペインリージョンの開設を公式発表しました。

スペインのクラウド・インフラ・リージョンは、Amazonが当初目標としていた2023年よりも前倒しでオープンしましたが、その後の目標であった2022年半ばよりは遅れました。

このリージョンは、AWSのヨーロッパにおける8番目のインフラリージョンとなり、アラゴンに位置します。他のリージョンと同様、3か所のデータセンター(または アベイラビリティゾーン )を擁する形となります。同社は現在、マドリッドに3つのエッジ拠点を有していますが、この施設はスペインで初の専用ゾーンとなります。

Amazonは以前、今後10年間でスペインに25億ユーロ(26億ドル)を投資すると発表しており、これにより約1,300人の正規雇用が創出されるとしています。

AWSのインフラストラクチャー・サービス担当副社長であるPrasad Kalyanaraman氏は、「クラウドは、あらゆる種類や規模の組織が、イノベーションを加速し、ビジネスプロセスを改善し、顧客や エンドユーザーのエクスペリエンスを刷新さ せていく」と述べています。

「我々は、スペインのお客様が最高レベルのセキュリティ、可用性、耐障害性を実現できるよう、現地に新しいワールドクラスのインフラを構築するという公約を果たしている」

AWS Europe(Spain)リージョンの立ち上げに続き、AWSは29の地域にわたり93のアベイラビリティゾーンを展開しており、さらにオーストラリア、カナダ、インド、イスラエル、ニュージーランド、タイで6つのAWSリージョンに対し18のアベイラビリティゾーンの立ち上げを予定しています。

スペインリージョンは、ダブリン、フランクフルト、ロンドン、ミラノ、パリ、ストックホルム、チューリッヒにある既存のAWSヨーロッパリージョンに加わることになります。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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