HPE、「Greenlake」に新たなクラウドサービスを発表
Hewlett Packard Enterprise(HPE)は今週、従量課金制のITサービス「GreenLake」に新たなサービスを追加することを発表しました。
HPE GreenLakeは、企業顧客にクラウドコンピューティングをもたらす従量課金制のサービスです。同社は、顧客が望む場所にサーバを持ち込み、保守を管理します。一方容量についてはオンラインプラットフォームを介して、必要に応じて増減が可能です。新たなクラウドサービスは、2022年までに同社の全ポートフォリオをas a service (アズ・ア・サービス)として提供するといった2019年の約束の一部となります。
社長兼CEOのアントニオ・ネリ氏は、次のように述べています。「本日、2019年以来初めてとなる対面でのHPE Discoverイベントにおいて、このコミットメントを実現しただけでなく、その過程で新しい会社になれたことも誇りに思う」
「HPE GreenLakeは今やハイブリッドクラウドとプライベートクラウドのデファクトプラットフォームであり、また業界をリードする当社の一連のクラウドサービスにより、企業はエッジからクラウドまで、すべてのワークロードに対してデータファーストのモダナイゼーションを推進することができる。本日発表されたイノベーションは、イノベーションと変革を実現する比類なきプラットフォームを市場に提供するという当社のビジョンをさらに強化するものである」
提供される新機能には、全社的にアクセス可能な単一データストアを可能にするデータファブリック、新しいディザスタリカバリ体験、開発者プラットフォーム、顧客が汎用ワークロードに活用できる目的別サービスティアを提供するブロックストレージ・アズ・ア・サービスが含まれます。
今週開催されたイベント「HPE Discover 2022」で、HPEのCTOであるFidelma Russo氏は、アップデートされたGreenLakeプラットフォームについて次のようにコメントしました。「この新サービスは、モジュラーインフラ上に構築されたモダンなクラウドエクスペリエンスを提供する。また、1つの共有環境からベアメタルデプロイメント、仮想マシン、コンテナワークロードをサポートする。これで、データを失うことなく、従来のアプリケーションとクラウドネイティブアプリケーションを大規模に実行することができるようになる」
イベントで、CEOのAntonio Neri氏は、現在このプラットフォームには約65,000の顧客を抱え、12万人のデイリーユーザーがいると説明しました。GreenLakeの市場シェアに関する現在のデータは、まだ公表されていません。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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