IBM、AWS経由でソフトウェア提供へ

IBMは、Amazon Web Services(AWS)を通じて自社のソフトウェアを提供する予定です。

IBMは今週AWSと戦略的協力協定を締結し、同社のソフトウェア・カタログの「幅広い」部分をSaaSとしてAWSマーケットプレイスから提供する予定であると発表しました。

この契約は、クラウドインフラストラクチャの分野で重要なプロバイダになるという、IBMの長年にわたる、しかしほとんど成功していない希望における大きな前進を意味します。

これにより顧客は自動化、データとAI、セキュリティ、持続可能性機能を含むIBMソフトウェアにアクセスできるようになります。提供されるサービスは、Red Hat OpenShift Service on AWS(ROSA)上に構築され、AWS上でクラウドネイティブに動作します。

提供されるサービスは、IBM API Connect、IBM Db2、IBM Observability by Instana APM、IBM Maximo Application Suite、IBM Security ReaQta、IBM Security Trusteer、IBM Security Verify、IBM Watson Orchestrateで、その他のサービスは今年後半に予定されているとのことです。

IBMソフトウェア担当SVPのTom Rosamiliaは、次のように述べています。「ハイブリッド・クラウドが当社の顧客にとって現実のものとなりつつある中、IBMは、クラウドやデータセンターのどこにいても、柔軟でクラウドネイティブなソフトウェアポートフォリオで顧客に対応する用意と意志を持っています。AWSとの協力関係を深めることで、企業がそれぞれのニーズやワークロードに最適なハイブリッドクラウドモデルを選択できるようにし、その代わりに最も差し迫ったビジネス課題の解決に集中できるよう、新たな大きな一歩を踏み出すことになります。」

「IBMとの協業により、お客様はクラウドへの近代化を加速し、AWS上でIBMのサービスをクラウドネイティブに利用することができます」と、AWSのセールス&マーケティング担当SVPのMatt Garmanは述べています。「今回の複数年契約により、AWSはIBMと協力して、幅広いIBMソフトウェアをAWS上でSaaSとして提供することになります。さらにお客様に対する共同マーケティングや共同販売プログラムの強化にも協力していきます。」

また両社は、石油・ガス、旅行・運輸業界向けの営業・マーケティング、チャネルインセンティブ、開発者イネーブルメントとトレーニング、ソリューション開発にわたる統合的なGo-to-market活動など、顧客がIBM Software on AWSを利用しやすくするための「幅広い」共同投資を約束するとしています。

IBMのパブリッククラウドへの取り組みは、2013年に初期のクラウドプレーヤーであるSoftLayerとその13のデータセンターを約20億ドルで買収したときに始まりました。2014年頃にパブリッククラウドサービス「Bluemix」を開始し、2018年に「IBM Cloud」と改称しました。アナリストは一般的に、IBMがパブリッククラウド市場の5%未満という小さなシェアを所有していると見ている。

IBM Cloudは、世界6地域、19のアベイラビリティゾーンにまたがる60以上のデータセンターでワークロードを展開する機能を提供しています。



この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。



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