オラクル、フランスとシンガポールにクラウドリージョンを開設

オラクルがフランスのマルセイユとシンガポールに新たなクラウドリージョンを開設しました。

両リージョンとも、それぞれの国で初の立ち上げとなります。尚、オラクルは、2022年中にフランスに2つ目のクラウドリージョンを開設する予定であると述べています。

オラクル・フランスのジェネラル・マネージャーであるカリーヌ・ピカールは次のように述べています。「民間企業や公的機関に対し、彼らの最重要データやアプリケーションを管理するクラウド・インフラストラクチャをフランス国内で提供することは、パフォーマンスとセキュリティの観点から非常に重要である。現在、我が社のクラウド事業は3倍の成長を遂げているが、これは弊社顧客が業務を迅速にデジタル化してお客様により良いサービスを提供していきたいという願望を反映したものである」

マルセイユ リージョン は「river cooling(リバー・クーリング)」をベースとした熱交換システムに依存しているとオラクルはコメントしています。マルセイユ運河、ヒューボーヌ川、そしてその支流であるジャレット川は市内を流れています。

ヨーロッパ大陸においては、オラクルは現在、オランダ、スイス、ドイツで、それぞれアムステルダム、チューリッヒ、フランクフルトのシングル・リージョンを展開しており、今年後半にミラノとストックホルム、更にスペインを2022年に開設予定です。またイギリスでは4つのリージョンを展開し、そのうち2つは政府機関専用となっています。

オラクルは通常、冗長性確保の目的で各国に2つの施設を用意する計画方針を取っていますが、シンガポールの2棟目の施設の計画はまだ発表されていなません。オラクルは2013年に、エクイニクスのSG3施設を利用するシンガポール初のデータセンターを開設しました。

「お客様は、OCIが持つ高いパフォーマンス、ビルトインセキュリティ、および低コストを評価して、オラクルに移行してきている。昨年、この事業で3桁成長を目の当たりにしてきた。我々は、お客様の革新(イノベーション)と近代化(モダナイズ)を支援すると同時に、国内でのデータ レジデンシー要件への対応を支援していきたいと考えている」オラクルのアジア太平洋・日本地域担当プレジデントのGarrett Ilgはこのように述べています。「新たなクラウドリージョンの開設や、現地のイノベーションと成長を支援するための取り組みと共に、当社はシンガポールとこの地域に対するコミットメントを再確認している。OCIを利用することで、イノベーションスピードを向上させ、スタートアップ企業に力を与え、シンガポール人のスキルアップを支援していく」

同社のシンガポールにおける顧客としては、ESPxMedia、富士フイルム、Accenture、APL Logisticsなどがいます。

APL LogisticsのCIOであるHakan Yarenは次のように述べています。「当社はOCI上で データレイク ・イニシアチブを実施しているが、データレイクによって、複雑なデータ・ポイントを シングルソース・オブ・トゥルース (SSOT:信頼できる唯一の情報源)に統合し、さらなる分析ができるようになった。オラクルがクラウドリージョンを我が国で拡大している今、特にシンガポールはAPLLにとっての重要ハブの一つであるため、我々がビジネスを行う上でのエコシステムをさらに改善できると期待している」

同社は、2022年末までに少なくとも44のクラウド・リージョンを持つ計画であるとしています。オラクルは今年初め、ブラジルとイスラエルにそれぞれ30番目と31番目のリージョンを開設し、今週はアラブ首長国連邦アブダビに2番目のクラウドリージョンを開設しました。オラクルは現時点で34のリージョンを提供しています。同社はこれまで2021年半ばまでには36のリージョン展開を目指していましたが、最近では今年末までに38のリージョンを展開していきたいと述べています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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