イーロン・マスク氏、Twitterのサクラメント・データセンターの閉鎖を検討、残るは2つだけ

クラウド契約と同様、彼はそれを切り捨てようとしている

Twitterの新しいオーナー兼CEOのイーロン・マスク氏は、Twitterが保有する米国内の主要データーセンター3か所のうち1つを閉鎖するかどうか議論を進めているようです。

このアイディアを知る4人の関係者によると、サクラメントの「SMF1」データセンターは「まな板の上の鯉」であるとニューヨークタイムズは報じています。

仮に閉鎖された場合、Twitterにはアトランタとオレゴン州ポートランドのデータセンターのみが残されることになります。同社はまた、Amazon Web Services(AWS)、Google Cloudとのクラウド契約も結んでいます。

しかし、マスク氏はクラウドコストの削減も視野に入れているとみられ、インフラ全体で年間10億ドルのコスト削減を目指すとされています。440億ドルでの買収は、同社に新たな負債をもたらし、偶然にもTwitterの利息返済額は年間10億ドルに増加する形となっています。

マスク氏は事業を引き継いだ後、7,500人の社員のうち約半数を解雇しました。その直後、本社のサーバールームが、メンテナンスをするスタッフがいなくなり、オーバーヒートしてしまう事態に陥りました。

彼はその後、公に自分を批判した人たちを解雇し、さらには社内のプライベートメールから解雇すべき批判者を捜し回りました。

そして、残った社員に対して、残留するかどうかを決める期限を与え、去る者には退職金を支給し、残留する者には「長時間かつ過酷」な 、そして、「極めてハードコア」な環境を約束したのです。

Twitterの社員は既に1000人以上は辞めた模様ですが、コミュニケーション部門や人事部門も壊滅的な打撃を受けたため、正確にどのくらいの人数が辞めたのかは誰も把握できていません。

Twitter Command Centerは、需要が高まる期間における障害や 技術的な不具合を防ぐことを任務とする20人のチームですが、このチームも数多くの人員を失った、とNYTは報じています。「コアサービス」コンピューティングアーキテクチャチームについては、100人以上いたのが4人にまで激減しました。

その他の部門についても、8割以上減少し、中には完全に人がいなくなった部門もあるとみられています。

今回の突然の人員削減により、今後数日から数週間のうちに不具合や障害が発生することが懸念されています。それに加えて、ワールドカップが始まったことで、アクセス数が増加することが予想されています。

Twitterは、今年9月に猛暑の影響でサクラメントのデータセンターがダウンするなど、これまでにも数多くの障害を繰り返してきましたが、これまでは復旧に当たる人員や データセンターの容量は確保されていました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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