Twitter、10億ドルのインフラとクラウドのコスト削減を計画、マスク氏による買収で負債が増加したことを受け

障害やエラーが発生しやすい状態に陥る可能性がある

Twitterの新オーナーそしてCEOとなったイーロン・マスク氏は、スタッフに年間最大10億ドルのインフラコスト削減を見出すように指示しました。

ロイター通信が報道した「ディープ・カット・プラン」に関するメッセージの中で、スタッフはサーバーやクラウドサービスから1日150万ドルから300万ドルの削減を見出す計画であると話しています。

Twitterは現在、トラフィックが多い時間帯にシステムを増強するために利用している予備のサーバースペースを削減できないか検討しています。

同社はさらに、Google Cloudサービスに対する支出も削減する可能性があります。

このような削減は、ソーシャルメディアプラットフォームの障害や エラーの可能性を増大させてしまいます。

同社はすでに、今年だけでも1月、3月、7月、9月にダウンするなど、稼働率の面でさまざまな問題を抱えています。

9月に起きた2度めの障害は、米国カリフォルニア州の猛暑の影響でデータセンターが停止した際に発生したものでした。

マスク氏は、自身の買収によってTwitterの負債が数十億ドル増加し、その利息返済額が年間10億ドルに達し、2021年の同社の総利益を上回ったことから、Twitterのコスト削減に意欲を見せています。

スペースXとテスラのCEOも務めるマスク氏は買収後、同社のスタッフの半数を解雇し、ブルーティック(=認証済みを示す青いチェックマーク)ユーザーに月8ドルの課金を開始すると発表しました。彼はまた、陰謀論へのリンクをツイートし、広告主が支出を一時停止する事態を招きました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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