Vodafone がマイクロソフトとクラウド、AI、IoTで15億ドルの契約締結

契約期間10年

VodafoneはマイクロソフトとジェネレーティブAIクラウドコンピューティング、IoTサービスに関して15億ドルの契約を結びました。

10年契約の一環として、VodafoneはマイクロソフトのAzureクラウドに15億ドルを投資し、顧客体験にマイクロソフトのOpenAIとCopilotテクノロジーを使用し、複数の物理データセンターから撤退し、データとワークロードをマイクロソフトのAzureクラウドに移行するものです。

その見返りとしてマイクロソフトは、Vodafoneが4月に独立事業としてスピンアウトする際に、VodafoneのIoTプラットフォームの株式投資家となり、同社の固定およびモバイル接続サービスを利用することになります。

VodafoneのCEOであるMargherita Della Valleは次のように述べました。 「本日、Vodafoneはヨーロッパとアフリカのデジタルの未来に大胆なコミットメントをしました。マイクロソフトとのこのユニークな戦略的パートナーシップは、当社のビジネス顧客、特に中小企業のデジタルトランスフォーメーションを加速させ、消費者の顧客体験の質をステップアップさ せるでしょう」

マイクロソフトの最高経営責任者(CEO)であるSatya Nadellaは、「この新世代のAIは、世界中のあらゆる組織とあらゆる業界にとって、大規模な新たな機会を解き放つでしょう。我々は Vodafone とともに、最新のクラウドとAI技術を応用し、アフリカとヨーロッパ全土の何億人もの人々と企業の顧客体験を向上させ、新しい製品とサービスを構築し、同社のクラウドへの移行を加速させることを喜ばしく思います」

VodafoneのIoT事業は、世界中で約1億7500万台のデバイスとプラットフォームを接続するIoT管理接続プラットフォームです。最終的には、このプラットフォームはサードパーティ企業がアクセスできるよう、Azureのエコシステムに追加される予定です。

両社はまた、アフリカ最大の金融技術プラットフォームであるVodafoneのM-Pesaを、Azure上に収容することでさらに発展させる予定です。

Vodafoneとその多くの国々は、ヨーロッパ全土に様々な規模のデータセンターを多数有していますが、同社はスペイン、アイルランド、イタリア、ドイツでコア・データセンターを運営しています。同社はOracle Cloudの顧客であり、これらの中核拠点にオンプレミスの専用リージョンを展開しています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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