Exabytes社、マレーシアのOpen DCと合弁会社設立
オンラインショッピング向けソリューションを提供する Exabytesは、マレーシアの通信データセンター事業者Open DC社と合弁契約を締結しました。
Digital News Asiaの報道によるとExabytes社 は声明の中で、このパートナーシップは現在のデータセンターのインフラを強化するだけでなく、新しい製品やサービスの開発にも貢献すると述べています。これは地域のインターネットエコシステムに提供され、デジタルインフラの観点から地域および連邦政府のデジタル開発ロードマップを補完することになります。
両社はOpen DC Penang SdnBhd(ODCP)を設立するための合弁契約を締結し、Open DC社が51%、Exabytes社が49%をそれぞれ所有することになります。設立後ODCPは、Exabytesが現在サンテック・ペナン・サイバーシティで運営しているデータセンターを所有・運営することになるといいます。
ExabytesのCEOチャン・キー・シアクは、今回の戦略的パートナーシップによりペナンはマレーシアの中小企業や多国籍企業をサポートするデータセンターのハブとしての可能性が高まり、インターネットハブとして注目されるようになるだろうと述べています。「ペナンとマレーシア北部のデータセンターとクラウドのエコシステムを活性化させるとともに、ペナンの企業がインダストリー4.0に向けて準備できるよう支援することを目指しています。」
Open DC社のマネージング・ディレクター、ウェン・イー・ウォンは、「JB1およびJB2のオペレーターとして、ペナンのデジタルハブの開発を進めるためにExabytesと提携できることを嬉しく思います。我々のチームは、マレーシアのインターネット速度を向上させながら、高品質のデータセンター施設を構想し、運営してきました。」
「このパートナーシップは、北部地域における将来のデータセンター開発のための種をまき、ペナンのデジタルトランスフォーメーション構想をさらに後押しします。」Open DC社はジョホールバル・インターネット・エクスチェンジ(JBIX)を設立し、その後、DE-CIXマレーシアと合併してDE-CIX JBIXインターネット・エクスチェンジを設立しました。
またこのデータセンターは、より便利でアクセスしやすい場所で、ペナンの企業顧客にローカルインターネット接続を提供します。さらにデータセンターのインフラを通じて、低レイテンシ接続、キャリアニュートラルなデータセンター、テレコムハブ、デジタルハブを提供する予定です。
また、エッジコンピューティング、IoT、インダストリー4.0の機能に加えて、データおよびクラウドサービスのディザスタリカバリ、事業継続サービスも提供する予定だといいます。Arizton Intelligence社によると、同国のデータセンター市場は2025年までに約8億ドルに達すると予想されています。
今回の提携を皮切りにOpen DC社とExabytesは、同国および東南アジアの他の地域の企業との協力関係の構築を目指します。
W.Media (Venkatesh Ganesh)より抄訳・転載
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