【最新のクラウドベンチマークレポート】費用対効果はAWS、パフォーマンスではGCP

最新のベンチマークレポートによると、AWSは レイテンシ (遅延)とコストでGCP、Azureをリードしているが、パフォーマンスで遅れをとっているとの結果が報告されました。

分散SQLデータベース企業のCockroach Labsの第3回年次レポートでは、AWS、Microsoft Azure、Google Cloud Platform(GCP)3社のクラウドパフォーマンスの比較調査が行われ、CPUパフォーマンス、ネットワークパフォーマンス、ストレージI/Oパフォーマンス、オンライントランザクション処理(OLTP)に関するベンチマークテスト結果が報告されました。

調査結果では、GCPがネットワークスループット、ストレージI/Oの読み取りスループット、ストレージのI/O書き込みスループット、および1分あたりの最大スループットの面で、最も優れた結果となりました。GCPのベストパフォーマンスマシンは、AWSに対し165%、Azureに対し237%も高いスループットを示し、一方最も低いパフォーマンスのマシンでも、AWSとAzureのベストパフォーマンスマシンよりもネットワークスループットでそれぞれ62%と105%優れていた結果が報告されました。

AWSは安価かつ低遅延、しかしパフォーマンスでは劣る

費用対効果の面では、AWSが最も優れた結果であった一方、Azureは1分あたりのスループットで最も費用対効果が低い結果となりました。しかしAWSは、全てのストレージI/OベンチマークやシングルコアCPUベンチマークを含む、12件のベンチマークのうち7件で最低のパフォーマンスを示しました。レイテンシに関しては、AWSは40マイクロ秒と低く、AzureとGCPよりそれぞれ最大28%、37%低い結果となっています。

– shutterstock

CPUに関しては、Intelプロセッサがシングルコア処理では最高のパフォーマンスを発揮しましたが、16コアテストでは低下しました。64ビットARMアーキテクチャを採用するAWS独自設計のGraviton2プロセッサは、AMDプロセッサを搭載したGCPやAzureよりも優れたパフォーマンスを発揮しました。レイテンシに関しては、AWSが圧倒的に優れたパフォーマンスを示し、Azureが2番目の成績でした。

レポートでは54種類のマシン構成で評価され、1,000件近くのベンチマークテストが実施されました。GCPがパフォーマンスベンチマークで首位に立ったのは今年が初めてです。前回の調査結果では、GCPは1ドルあたりのパフォーマンスで最高値を記録し、一方AWSは単一スループットで最高のパフォーマンスを記録しました。

Data Center Dynamics

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